+ 素人園芸家がつぶやきます +
辺材腐朽病
もう少し涼しくなったら鉢と園芸ラックを別の場所へ移動させるつもり。
なのだが、新しい置き場予定地近くのモモの木に、サルノコシカケがあることに気づいてしまった。
正確な種類は不明。黄色っぽく、ごく小さいが、一列に複数生えていた。嫌な予感しかしない。
このモモの木は推定樹齢70年超と老木で、ある意味仕方がないかもしれない。
が、サルノコシカケはれっきとした病害。しかも致命的。
こんなものがある木の近くに私の鉢植えを持ってくるのは正直嫌である。
かといって、他に置き場所候補があるわけでもなく…
発見から数日後、サルノコシカケは全撤去された。
何とかモモに頑張ってもらいつつ、樹木の鉢植えは少しでも遠ざけて置くしかない。
殺菌剤の定期散布…長年やめていたが、復活することになるかも。
2023/8/13(Sun)

しくじる
あまりにも暑すぎて、園芸作業は水やり以外休止中。
かなりの熱帯夜が続いていることもあり、液肥も止めている。
鉢の移動とかも、できる気がしない。涼しくなってからにしよう。
そんな中、ハオルチア「万象」が全身真っ白な葉焼け状態になってしまった。たぶんもうダメである。
十数年育てたわりにそう大きな株ではなかったが、それなりに格のある植物だけに、ちとショックが。。
日よけのため、木立ベゴニアの後ろに置いてあったのだが、どうやら葉の隙間から強い日光が当たってしまったらしい。運が悪すぎる。小さめの株だったことが仇になったようだ。
ちなみに同じ場所にあった他のハオルチアとガステリアは、全然葉焼けしていない。
毎年この方法で日よけをしていたのだが…なんてこった。
物ぐさしないでちゃんと日陰に移動させるべきだった。後の祭りである。
2023/7/29(Sat)

為せば成る
今年は球根の植え替えは無理かも、と思っていたが、いざ覚悟を決めて取り掛かったら順調に進み、一日でスッキリ終わった。
全鉢植え替えたわけではないものの、必要なものは全部できた。
植え替え後は日陰に鉢を積み上げて休ませ、気が向いたら水やり。
早いものは8月から発芽するので毎日観察し、葉を確認したら日向に移動する。毎年のルーティンである。
なんだかんだ言って、今年もうまくいったな。
2023/7/15(Sat)

園芸作業は通常通り
家のリフォームや減築の件はまだ計画が定まらず、どうなるか分からない。
が、植物を全部撤去する必要があるのは間違いなく、どのみちやらないといけない。早ければ今月後半から始める予定。
植物だけでなく、土の新しい置き場所も問題になりつつある。
用具は別の場所なので問題ないが、土は鉢のすぐそばにある。
雨や日光が当たると袋が劣化するので意外とデリケート。おまけに量が半端ない。
いいかげんに古土捨てようかねぇ。。
2023/7/2(Sun)

試練に見舞われる
我が家にシロアリが同居していることは前に書いたが、それに伴うリフォームを受けて、いま植物を置いている場所を引き上げる可能性が高まった。
おそらく同時に減築を行うため、工事が終わっても元の置き場所は無く、鉢を戻すことはできない。一大事である。
別の置き場所は選定済だが、全鉢置けるかどうか、やってみないとわからない。おまけに日当たりがどの程度なのか把握できていない。
折しも今は夏至前後で、一年で最も太陽が高い時期だ。今を基準にして考えると、秋以降の失敗につながる。
日当たりが悪いのはまだいい。どちらかというと、良すぎる方が問題。なぜなら、一部の洋蘭や観葉植物のように、直射日光が当たると枯れる植物もあるから。
さらに、新しい置き場所は、釣り鉢を吊るす場所が全く無い。もうひとつ言うと、水道が遠くて水やりが大変である。
正直、私が園芸を始めて以降、最大の試練といっていい。こんな日が来るとは思わんかったなぁ。
2023/6/18(Sun)

梅雨の中休み
前日の大雨から一転、カラリと晴れた。外仕事が捗る。
母屋前の鉢置き場を一から作り直し、前より少しだけ多く置けるようにした。いま50鉢くらい置いたか。
ちなみに材料はブロックとレンガ、建築廃材。
ほんの数鉢とはいえ、多く置けると助かる。すごく助かる。
ただ、強い風を受けやすい場所なので、置きたい鉢の樹形を見て、倒されにくいものを選んだ。背が高く葉がワサワサ茂っている植物ほど風に弱い。
時節柄、夏秋植え球根の大部分が枯れた。いつもなら植え替えの時期だが、今年は忙しくてままならない。
オキザリス・セルヌアみたいにギュウギュウになったものだけ植え替えて、他は原則据え置きにするつもり。
どうでもいいがオキザリス・セルヌアは、二年前にたった1球、しかも5mmほどの極小球を3号鉢に植えたはずが、なぜ今ギュウギュウ詰めなのであろうか。
4号鉢に緩めたところで、毎年ギュウギュウになり続けそうな気がする。
元々はランタナの鉢に勝手に生えたものだが、その頃は、ランタナの影になるせいか大人しかった。
独立させた途端にコレである。
2023/6/3(Sat)

シロアリを侮ってはいけない
家にシロアリが発生し、家族皆で混乱している。
いや10年以上前から確認していたが…もっと早くに手を打っとけば、こんな酷いことにはならなかったのに。床も柱もおそらくダメ。後悔しても後の祭り。
「シロアリは自然にいなくなることはない」という事実を、もっと広く周知してほしいと思う。
母屋をリフォームしたばかりなのに、離れのほうも何らかの形で修繕せざるを得なくなってしまった。どこまで出費がかさむのか…駆除・修繕の費用は確定申告の控除対象とはいえ、正直厳しい…
工事をする場合、家の中の荷物の運び出しは全て私の仕事となる。もう考えるだけでもゲンナリする。
この秋から全鉢植え替えの時期に入るが、果たして、そんな時間がとれるのか。工事の時期にもよるけど、たぶん無理やな、うん。
2023/5/20(Sat)

庭は虫だらけ
前回何やらケチ臭いことを書いたが、新しい液肥は名の通ったブランド品を買った。節約にこだわりすぎても良くないし。
長らく有機液肥を使ってきたので、久々に臭いのない、きれいな水色の液体を見て感嘆したのだった。
鉢の掃除は全部終わり、今はのんびり水やりと液肥のみ…といいたいところだが、すでにさまざまな虫害が出ており、油断できない。
重点的に駆除するのはアゲハチョウとハマオモトヨトウ。これらは対処が遅れると被害植物を枯らすことがある。
ただしクモやアブなどが多い時期なので、巻き添えを避けるため、殺虫剤は使わない。卵のうちに、ひたすら手で取るのみ。
吸汁する虫ならオルトランやモスピランで一網打尽にできるが、食害する虫は本当に面倒やなと、いつも思う。
2023/5/7(Sun)

肥料切れ
恒例の鉢掃除が進行中。
春の掃除は特に、冬の間に鉢土に育った雑草と、溜まった落ち葉を除くのがメイン。あと、必要に応じて害虫駆除や枯れ枝剪定、置き肥なども。
昼が長いこともあって捗っていたが、置き肥用の肥料が尽きてしまい、一時停止した。
園芸を始めて此の方、肥料のストックを切らすなどということは、一度もやったことが無い。
すぐホームセンターへ買いに走ったが、我ながら少々ショックだった。頭大丈夫なんやろか…
ここ数年使っている肥料は、有機質主体の配合肥料で、N-P-Kが8-8-8のもの。小さな粒状で、少し臭う。
ハッキリいって安物ながら、特に不具合は無い。物足りなければ液肥も併用するし、十分満足している。
昔は、高価な高級肥料を贅沢に使っていた時期もあったが、今思えば若気の至りだったと思う。
肥料より、植え土にこだわったほうが絶対に成績がいい。それと適切な植え替え。
物価高のこの時代、消耗品はしっかり吟味したいものだ。
2023/4/22(Sat)

ちょっと真面目な話
先週親戚に不幸があり、少し更新期間が開いてしまった。
そのようなことがあって思うのは、私に何かあれば、いま家にある植物はどうなるのか、ということ。世話を担っているのは、ほぼ私一人である。
昨今、一人暮らしや高齢者のペット飼育に関しては、うるさく言われるようになった。
が、高齢者は植物を育てるな、などという論調を、私は見たことが無い。むしろ奨励されているのではなかろうか。
よく、新装開店の店先に、ファレノプシスの開花株が置かれている。
お祝い品の定番ではあるが、あれの扱い方を知っている人は多くないだろう。
往々にして、寒い、あるいは直射光の当たる戸外に放置され、無残な姿を晒すこととなる。
また、住人が引っ越していった空き家の前に、アロエやサボテンの鉢が放置されていたりすることもある。
しかし、それらを見て心を痛める人は、ごく少ない。
一介の園芸家として思う。
植物にも命があることを、多くの人は忘れているのではないか。
たとえ、月下美人やツツジや金木犀みたいに、ほとんどがクローン個体ばかりだとしても、その植物体には、確かに命が宿っている。
ほんの少しでいいから、そのことを思い出してほしい。
園芸作業の中には、間引きのように、命の選別を行う作業もあるが、それもやはり、切り捨てられる命のことを頭の片隅に置いときながら行いたいものだ。
(間引き自体は、良い苗を得るために必須であり、否定する気はない。)
かくいう私も、まだそんな年齢ではないものの、多くの植物を道連れにするわけにはいかないと考えている。
できる限り鉢数を増やさないことを心がけつつ、場合によっては、貰い手を探さないといけないだろう。
最近は、見事なコーデックスとか人気があるし、私の大鉢を外に置いといたら持っていく人があるかな…などと思うことがある。
が、冷静に考えるまでもなく、そんな泥棒が、私の植物を大切にしてくれるわけは無いわけで。
正直、悩ましい問題である。でも、きちんと向き合っていかないとなぁ。
2023/4/8(Sat)
