+ 素人園芸家がつぶやきます +
庭は虫だらけ
前回何やらケチ臭いことを書いたが、新しい液肥は名の通ったブランド品を買った。節約にこだわりすぎても良くないし。
長らく有機液肥を使ってきたので、久々に臭いのない、きれいな水色の液体を見て感嘆したのだった。
鉢の掃除は全部終わり、今はのんびり水やりと液肥のみ…といいたいところだが、すでにさまざまな虫害が出ており、油断できない。
重点的に駆除するのはアゲハチョウとハマオモトヨトウ。これらは対処が遅れると被害植物を枯らすことがある。
ただしクモやアブなどが多い時期なので、巻き添えを避けるため、殺虫剤は使わない。卵のうちに、ひたすら手で取るのみ。
吸汁する虫ならオルトランやモスピランで一網打尽にできるが、食害する虫は本当に面倒やなと、いつも思う。
2023/5/7(Sun)
肥料切れ
恒例の鉢掃除が進行中。
春の掃除は特に、冬の間に鉢土に育った雑草と、溜まった落ち葉を除くのがメイン。あと、必要に応じて害虫駆除や枯れ枝剪定、置き肥なども。
昼が長いこともあって捗っていたが、置き肥用の肥料が尽きてしまい、一時停止した。
園芸を始めて此の方、肥料のストックを切らすなどということは、一度もやったことが無い。
すぐホームセンターへ買いに走ったが、我ながら少々ショックだった。頭大丈夫なんやろか…
ここ数年使っている肥料は、有機質主体の配合肥料で、N-P-Kが8-8-8のもの。小さな粒状で、少し臭う。
ハッキリいって安物ながら、特に不具合は無い。物足りなければ液肥も併用するし、十分満足している。
昔は、高価な高級肥料を贅沢に使っていた時期もあったが、今思えば若気の至りだったと思う。
肥料より、植え土にこだわったほうが絶対に成績がいい。それと適切な植え替え。
物価高のこの時代、消耗品はしっかり吟味したいものだ。
2023/4/22(Sat)
ちょっと真面目な話
先週親戚に不幸があり、少し更新期間が開いてしまった。
そのようなことがあって思うのは、私に何かあれば、いま家にある植物はどうなるのか、ということ。世話を担っているのは、ほぼ私一人である。
昨今、一人暮らしや高齢者のペット飼育に関しては、うるさく言われるようになった。
が、高齢者は植物を育てるな、などという論調を、私は見たことが無い。むしろ奨励されているのではなかろうか。
よく、新装開店の店先に、ファレノプシスの開花株が置かれている。
お祝い品の定番ではあるが、あれの扱い方を知っている人は多くないだろう。
往々にして、寒い、あるいは直射光の当たる戸外に放置され、無残な姿を晒すこととなる。
また、住人が引っ越していった空き家の前に、アロエやサボテンの鉢が放置されていたりすることもある。
しかし、それらを見て心を痛める人は、ごく少ない。
一介の園芸家として思う。
植物にも命があることを、多くの人は忘れているのではないか。
たとえ、月下美人やツツジや金木犀みたいに、ほとんどがクローン個体ばかりだとしても、その植物体には、確かに命が宿っている。
ほんの少しでいいから、そのことを思い出してほしい。
園芸作業の中には、間引きのように、命の選別を行う作業もあるが、それもやはり、切り捨てられる命のことを頭の片隅に置いときながら行いたいものだ。
(間引き自体は、良い苗を得るために必須であり、否定する気はない。)
かくいう私も、まだそんな年齢ではないものの、多くの植物を道連れにするわけにはいかないと考えている。
できる限り鉢数を増やさないことを心がけつつ、場合によっては、貰い手を探さないといけないだろう。
最近は、見事なコーデックスとか人気があるし、私の大鉢を外に置いといたら持っていく人があるかな…などと思うことがある。
が、冷静に考えるまでもなく、そんな泥棒が、私の植物を大切にしてくれるわけは無いわけで。
正直、悩ましい問題である。でも、きちんと向き合っていかないとなぁ。
2023/4/8(Sat)
暑さ寒さも彼岸まで
先週、室内のドラゴンフルーツの中に混ざって置いてあったハイビスカス(フラミンゴ)に、水をやり忘れた。
幸い早く気付いたので良かったが、またやったら困るし、外に出すことにした。
コーラル系のハイビスカスは耐寒性が低いということで、まだ室内だったわけだが、それほど寒さに弱いとは正直思えない。オールド系に毛が生えた程度な気がする。
そんなわけで、いま寒の戻り中にも関わらず、絶賛お外である。
2023/3/19(Sun)
2023年園芸シーズン開始
3月になると急に園芸作業が増える。
まずは室内越冬組のうち、5℃グループを外へ。この冬がかなり寒かったため、焦らずノンビリで…と思ったものの結局、盛大に放り出した。
そしてビニール温室のカバー剥ぎ取り。いつもより早いが気にしない。
寒の戻りが来たら、そのときに対策を考えれば良し。
作業後は家の中がだいぶスッキリし、薄暗い場所に押し込んであった月下美人やカトレアも、明るい場所に移動できた。
カトレアやアナナスを齧ろうとするねこ(4歳オス)との戦いは、まだ地味~に続いているため、早く全部出したい。もっとも、これらは8℃以上のグループなので、もう少し先になるが…
その後、長らく放置してあったラディッシュ(とっくに収穫済)のプランターと、里芋の鉢をひっくり返した。
里芋は予想通りというか、収穫はたったの4個。しかもピンポン玉大と、小さいのなんの。念のため書いておくと、里芋の鉢は2鉢であった。
これほど盛大に失敗することはなかなか無いな。笑うしかないわ。
最後に春の置き肥をして、今回の作業は終了。
もう少ししたら鉢の掃除とか、液肥とか、いろいろやらんと。
2023/3/5(Sun)
越冬中の温度と日当たり
納屋二階を荷物置き場にするため、冬越しさせていた植物を全部移動させた。
しかし一カ所に置ききれなかったため二手に分かれた。水やりが面倒になったが仕方ない。
二カ所とも日当たりが悪いが、春はもう目の前。十分耐えられると思う。3月には5℃グループから順に外へ出て行くし。
越冬中の温度と日当たり、どちらが優先かというと、迷わずに答える。「温度」だと。
その昔、「日当たり優先」と「温度優先」で、ちょっと実験したことがあり、その結論に至った。
「温度優先」の植物は無事に冬越ししたが、「日当たり優先」の植物はもう明らかに傷んだ…
とはいえ、温度も日当たりも確保できるに越したことはない。
うちみたいに、家が狭くて場所が取れない場合、どちらを優先すべきかという話である。
2023/2/19(Sun)
寒波終了
先日の寒波の合間を縫って、京阪百貨店の関西らんフェスタに行ったし、宝塚のあいあいパークにも行ってきた。何も買わなかったが。
大阪市では-2℃までしか下がらず、心配された植物のダメージは全く無し。
もちろん事前に防寒しておいたが、-2℃と-3℃の差は大きいと思った。
そんな中、スーパーで買ったバレンシアオレンジにタネが入っていたため、呑気にもタネまきした。
このオレンジ、パッケージにはバレンシアとあったが、ネーブルオレンジのように見えた(ヘソのようなものがあった)し、季節的にもネーブルな気がする。
タネの数もごく少なかったし、なんか怪しいが…まぁどっちでもいいか。
さて発芽するかな~どうかな~
2023/2/5(Sun)
10年あれば2回ほど遭遇する
強い寒波が来るらしい。この辺はめったに雪は降らんし、積もることなんてまずないけども、数年に一度はそういう日がある。
前回は何年前やったか…あの時は最低気温が-3℃に達した。
あの時、私は愚かにも最低気温の予想を見誤り、一夜にして多肉を2鉢だったか枯らしたのを覚えている。
さすがに同じことをまたやるのは格好悪い。
今回は、普通の寒波なら耐えられても強すぎる寒波には耐えられない、ボーダーライン上の鉢を、前日までに退避させるつもり。
球根植物にも不織布をかぶせないと。
26日からは関西らんフェスタが開かれるが…どうもタイミングが悪いな。今回は行こうと思っているが、どうなることやら。
2023/1/21(Sat)
明けました
お正月も終わり。一年で一番寒い季節がやってきた。
母屋の工事が3月に延期になり、春以降の鉢の配置に頭を悩ませている。
母屋の周りは日当たりがとびきり良いため、よく頼るのだが、工事になるとそれができなくなる。
今は、母屋側の鉢を、日当たりの微妙な離れ側&蔵の周りに移動してある。冬は休眠期なので差し障りは無いが、春の生育期以降はそうもいかない。
特にマツみたいな、耐陰性が全く無い樹なんかどうしろと。
まぁ愚痴っても仕方がないし、無理やりにでも何とかするしかない。
もしかすると、日光不足で弱るものが出てくる可能性はあるな。
2023/1/8(Sun)
12月なのに寒波襲来
えらく寒くなった。落葉樹の葉が一気に落ち、庭掃除がはかどる。
里芋の収穫は、いま採っても食べる予定がないことに気づき、先送りした。
なお前回書いた、里芋の鉢に居候し、水切れの原因になった枝豆は、バッチリ収穫できた。勝手に植えた犯人は、十中八九、父と思われる。
里芋の代わりではないが、ヤマノイモのむかごを収穫した。
鉢植えなので芋は期待できずとも、むかごは毎年たくさん採れる。
むかごも芋と同じ味がするし、手がかからず育てやすいし、個人的にオススメの作物だったりする。
今回はむかごご飯にするかね。
2022/12/24(Sat)