赤衣病
糸状菌による病害。極暖地において発生する。
なお、病名こそ同じだが、さび病菌による「赤衣病」とは全く別の病気である。
発生時期
3~12月
被害箇所
幹、枝など。
主な症状
褐色の病斑ができてヤニを出し、そこに白~淡紅色のカビが絡みつく。被害部分は、やがて、内部まで腐敗し、それより上部が枯死する。
対策
被害部分を深めに削り取り、薬剤を使用。病状が進行した枝は切除する。
【薬剤】【塗布】カケンゲル、カルスメイト、ケアヘルスO、トップジンMペースト、バッチレート、ベフランなど。
予防策
枯れ枝などを除去する。株元を清潔に保つ。土の水はけを改善する。連作を避ける。通風を改善する。
【薬剤】【散布】冬季に、石灰硫黄合剤を散布。
主な被害植物
【樹木・果樹】カンキツ類など。