葉腐病
糸状菌による病害。「スイレン葉腐病」と「チューリップ葉腐病」を載せたが、この二つの病気は、全くの別物である。チューリップの場合、発病してからでは打つ手がない。
発生時期
【スイレン葉腐病】5~9月
【チューリップ葉腐病】3~5月
被害箇所
若い葉。
主な症状
【スイレン葉腐病】葉に淡褐色をした斑点ができ、そこから変形・腐敗する。症状が進むと、葉が次々に腐る。
【チューリップ葉腐病】葉に淡褐色をした不整形の斑点ができ、そこから腐敗・変形する。症状がひどいと葉全体が枯れる。
対策
【スイレン葉腐病】被害葉を摘み取り処分する。
【薬剤】【散布】オーソサイド、キャプタン、グランサー、ダコニール1000、タチガレン、トップグラスDF、トップジンM、バシタック、パスポート、バリダシン、ベンレート、モンカット、モンセレン、リゾレックスなど。
【チューリップ葉腐病】被害株を抜き取り、周りの土とともに処分する。
【薬剤】【散布】上記と同じ。
予防策
連作を避ける。密植を避け、風通しを良くする。土の水はけを改善する。古土などを使わず、清潔な土で育てる。発生した土は消毒するまで再利用しない。
【薬剤【散布・土壌灌注】上記と同じ。
主な被害植物
【草花・鉢花】スイレン、チューリップなど。