茎枯病
糸状菌による病害。アスパラガスに発生するものと、サボテン類に発生するものがある。病名こそ同じだが、症状は異なる。アスパラガスの重要病害として有名。
発生時期
4~11月(最多発生は6~10月。)
被害箇所
茎、茎節など。
主な症状
【アスパラガス】茎に、縦に長い褐色~赤褐色の水浸状斑点ができ、次第に拡大する。病斑と件全部との境界は鮮明。病斑が茎を一周すると、それより上部が枯死する。放置すると次々に茎が枯れる。同時に根腐れを伴うため、被害が大きい。
【サボテン類】表面に黄色の小斑点ができ、そこから黒褐色に軟化・腐敗する。湿度が高いと、腐敗部分に白いカビを生じる。
対策
被害部分を全て切除し、薬剤を使用。
【薬剤】【散布】ダコニール、ダコレート、トップグラスDF、トップジンM、ベンレートなど。
予防策
できれば雨に当てない。株に水をかけない。風通しを良くする。古土などを使わず、清潔な土で育てる。土の水はけを改善する。発生した土は消毒するまで再利用しない。
【薬剤】【散布】上記と同じ。
主な被害植物
【観葉・多肉】サボテン類。
【野菜・ハーブ】アスパラガス。