もち病
糸状菌による病害。ツツジ科とツバキ科の植物に発生する。低温多雨で発生が多い。発病葉を食べると独特な味がするというが、強い毒性があるらしいので、面白半分に試さない。
発生時期
5~6月
被害箇所
新葉、葉柄、つぼみなど。
主な症状
葉・つぼみなどが、緑白色~黄白色に変色し、焼いた餅のように厚く膨らむ。被害部分は、日光の当たる部分が淡紅色になり、表面に白い粉を吹く。その後、褐色になって干からび、枯れ落ちる。
対策
被害部分を全て除去し、薬剤を使用。
【薬剤】【散布】ICボルドー、Zボルドー、アミスター10、アミスター20、インダー、オーソサイド、オキシンドー、キノンドー、キャプタン、クプラビットホルテ、クリアパッチDF、サルバトーレME、サンボルドー、ストロビー、ターフトップDF、ダコニール1000、ツインサイドDF、ドイツボルドーA、ドウグリン、トリフミン、バイレトン、バシタック、パスポート、ビスダイセン、フローラガードAL、フロンサイド、フロンサイドSC、ヘリテージ、ホクガード、ボンジョルノ、マネージ、有機銅、ラリーなど。
予防策
土の水はけを改善する。枝葉に水をかけない。できれば雨に当てない。通風を改善する。株元を清潔に保つ。
【薬剤】【散布】上記と同じ。樹木類は、冬季に石灰硫黄合剤を散布。
主な被害植物
【樹木・果樹】アセビ、サザンカ、シャクナゲ、ツツジ類、ツバキ類など。