輪斑病
糸状菌による病害。アジサイとイチゴの病気。イチゴ輪斑病は、イチゴを栽培していると、高い確率で遭遇する。
発生時期
【アジサイ】5~9月
【イチゴ】4~11月(初夏~夏に多い。)
被害箇所
葉、葉柄、ほふく茎。
主な症状
【アジサイ】淡褐色をした円形の病斑ができ、次第に拡大して、不整形となる。病斑と健全部の境界は明瞭で、濃褐色。症状がひどいと葉が枯れる。
【イチゴ】下葉に、紫褐色をした同心円状の病斑ができ、次第に拡大して不整形となる。病斑と健全部の境界は明瞭。やがて、葉が大きく枯れ込み、病斑上に、小さな黒い点々が形成される。症状がひどいと葉が枯れる。
対策
見つけ次第、被害部分を取り除く。
【薬剤】【散布】ICボルドー、Zボルドー、エムダイファー、オーソサイド、カスミンボルドー、カッパーシン、キャプタン、キャプレート、クプラビットホルテ、グリーンダイセンM、グリーンペンコゼブ、クリアパッチDF、コサイド3000、コサイドDF、コサイドボルドー、サンドファンM、サンボルドー、ジマンダイセン、ストロビー、スペックス、スミレックス、ターフトップDF、ダコニール1000、ダコレート、ダコレックス、ドイツボルドーA、トップグラスDF、トップジンM、トリアジン、トリフミン、パスポート、パルノックス、ビスダイセン、プラウ、フロンサイド、フロンサイドSC、ペンコゼブ、ベンレート、ベンレートT、ポリオキシンAL、ポリベリン、ラビライト、ラリー、リドミルMZ、ラビライト、ロブラール、ロブラール500アクアなど。
予防策
被害株から子株や挿し穂を採らない。土の水はけを改善する。密植を避け、通風を改善する。周囲に病気の株があれば取り除く。葉に水をかけない。できれば雨に当てない。雨で跳ね上がった泥が付かないよう株元をマルチングする。発生した土は消毒するまで再利用しない。
【薬剤】【散布・土壌灌注】上記と同じ。
主な被害植物
【庭木・果樹】アジサイ。
【ハーブ・野菜】イチゴ。