赤衣病(さび病菌による)
糸状菌による病害。さび病菌の一種による。比較的若い組織に発生する。
なお、病名が同じだが、別種の糸状菌による「赤衣病」とは全く別の病気である。
発生時期
周年
被害箇所
幹、枝など。
主な症状
赤褐色~淡紅色のカビを生じ、カサブタ状になる、亀裂を生じる、樹皮がはがれる、などの症状を呈する。症状がひどいと、枝や幹全体がびっしりとカビで覆われ、株全体が枯死する。
対策
被害部分を深めに削り取り、薬剤を使用。タケ類の場合は、発病したタケを根元から切除する。
【薬剤】【塗布】カケンゲル、カルスメイト、ケアヘルスO、トップジンMペースト、バッチレート、ベフランなど。
【散布】ICボルドー、Zボルドー、コサイド3000、コサイドDF、コサイドボルドー、サンボルドー、ジマンダイセン、クプラビットホルテ、グリーンダイセンM、グリーンペンコゼブ、ドイツボルドーA、ペンコゼブ、ポリオキシンALなど。
【注意点】同一薬剤の連続使用は避ける。
予防策
通風を改善する。十分な日照を確保する。肥料不足を改善する。窒素肥料を控える。
【薬剤】【散布】上記。樹木類は、冬季に石灰硫黄合剤を散布。
主な被害植物
【観葉・多肉】タケ類など。
【樹木・果樹】ヒメリンゴ、リンゴなど。