グリーニング病
細菌による病害。カンキツ類全般の大敵である。日本では、奄美以南で発生する。あたかもウイルス病のような感染経路・症状を呈し、おまけに治療不可能と、タチが悪い。
発生時期
周年
被害箇所
葉、果実など。
主な症状
葉が、葉脈を残して黄色くなったり、葉全体が黄色くなったりする。発病樹の果実は小型化し、完熟後も緑色のまだら模様が残る。症状がひどくなると、枝葉が枯れ込んでゆき、やがて枯死する。
対策
治療不可能。被害株は周りの土とともに処分する。
予防策
病原菌を媒介するミカンキジラミを早期に駆除する。被害株から接ぎ穂などを取らない。近くに被害株があれば除去する。
主な被害植物
【樹木・果樹】カンキツ類。