葉腐細菌病/芽腐細菌病
細菌による病害。多湿になるとよく発生する。
発生時期
3～10月
被害箇所
葉、葉柄、花茎、新芽、球根など。
主な症状
【葉腐細菌病】褐色～暗褐色の水浸状病斑ができ、急激に軟化腐敗する。
葉柄や花茎に発生すると、病斑部分がくびれて細くなる。
【芽腐細菌病】葉腐細菌病に同じ。症状がひどいと、新芽や球根まで腐敗が進行する。
対策
発病初期なら被害部分を全て除去し、薬剤を使用。病状が進行した株は周りの土とともに処分する。
【薬剤】【散布・土壌灌注】ICボルドー、Zボルドー、アグリマイシン20、アグリマイシン100、アグレプト、オキシンドー、カスミン、カスミンボルドー、カッパーシン、キノンドー、クプラビットホルテ、コサイド3000、コサイドDF、コサイドボルドー、サンボルドー、ストマイ、ドイツボルドーA、ドウグリン、ナレート、バクテサイド、バリダシン、ヒトマイシン、有機銅など。
予防策
株に無用な傷を付けない。傷を付けたら傷口を早く乾かす。土の水はけを改善する。通風を改善する。連作を避ける。株に水をかけない。被害株に触れた手や器具で健全株に触れない。雨で跳ね上がった泥が株に付かないようにする。
【薬剤】【散布・土壌灌注・球根浸漬】上記と同じ。
主な被害植物
【草花・鉢花】シクラメンなど。
【観葉・多肉】スパティフィラム、ディフェンバキアなど。