萎凋細菌病
細菌による病害。高温期によく発生する。「立枯細菌病」との区別がつきにくい。
発生時期
7~8月
被害箇所
株全体。
主な症状
地際近くの茎に水浸状病斑ができ、軟化腐敗する。腐敗部分に、縦方向に亀裂を生じることもある。被害株は、まもなく萎れて枯死する。小さな株では、いきなり株全体が溶けるように腐る。被害株の茎を切断すると、維管束が褐色に変色しており、汚白色の汁液が出る。
対策
被害株は周りの土とともに処分する。
予防策
被害株から子株や子球、タネ、挿し穂などを取らない。根に無用な傷を付けない。連作を避ける。被害株に触れた手や器具で健全株に触れない。被害株に用いた土や器具は消毒するまで再利用しない。土の水はけを改善する。
主な被害植物
【草花・鉢花】アスター、カーネーション、カスミソウ、スターチス、ナデシコ類など。