条斑細菌病
細菌による病害。病名に「条斑」と付くものの、きれいに筋状の病斑になることは多くない。
発生時期
6~7月
被害箇所
葉、葉柄、茎。
主な症状
黄褐色~赤褐色の小斑点が多数でき、次第に拡大・融合して細長い水浸状病斑を形成する。病斑は、葉脈に沿って現れることが多く、周辺は黄色く変色している。やがて、病斑上に黒い粘質物(細菌の塊)を生じる。症状がひどいと地際部分まで進行し、株全体が一気に腐る。
対策
発病初期なら被害部分を全て除去し、薬剤を使用。病状が進行した株は周りの土とともに処分する。
【薬剤】【散布・土壌灌注】ICボルドー、Zボルドー、アグリマイシン20、アグリマイシン100、アグレプト、クプラビットホルテ、コサイド3000、コサイドDF、コサイドボルドー、サンボルドー、ストマイ、ドイツボルドーA、バクテサイド、ヒトマイシンなど。
予防策
できれば雨に当てない。茎葉に水をかけない。土の水はけを改善する。耐病性品種を栽培する。雨で跳ね上がった泥が株に付かないようにする。
【薬剤】【散布・土壌灌注】上記と同じ。
主な被害植物
【観葉・多肉】ストレリチア、ニューサイランなど。
【ハーブ・野菜】トウモロコシなど。