春はげ症(春はげ病)
糸状菌による病害。「擬似葉腐病(疑似葉枯病)」の一種である。積雪地帯において、雪解け後に発生が判明することが多い。
発生時期
3~5月
被害箇所
茎、葉など。
主な症状
積雪下でシバが枯死・腐敗する。そのまま放置しても、夏までには芽吹く。
芝生には、円形~不整形で灰白色をした、萌芽しない部分が点々と見られる。大きさは径30~50cm。
対策
被害のひどい部分をはがし、薬剤を使用。
【薬剤】【散布・土壌灌注】アミスター10、アミスター20、グラステン、グランサー、シャルマット、センチネル、ターサンSP、プルーデンス、ヘリテージ、ホーマイ、ポリオキシンZ、ミックレート、リゾレックス、ロブラール、ロブラール500アクアなど。
予防策
シバ刈りをさぼらない。サッチをきちんと除去する。土の水はけを改善する。肥料分が晩秋まで残らないようにする。
【薬剤】【散布・土壌灌注】上記と同じ。積雪前に行う。
主な被害植物
【日本シバ】コウライシバ、ノシバ、ヒメコウライシバなど。