カーブラリア葉枯病(犬の足跡症)/ヘルミントスポリウム葉枯病
糸状菌による病害。いわゆる「犬の足跡」症状を呈する。
発生時期
4~10月
被害箇所
葉、葉鞘。
主な症状
楕円形で赤褐色をした水浸状病斑ができ、次第に拡大する。病斑の周辺は黄色く変色することがある。
芝生には、不整形で茶褐色~黒褐色をしたパッチが点々とできる(「犬の足跡」状)。パッチは最初径5~10cmだが、次第に拡大・融合し、径30cm前後になる。パッチの中心は灰白色。
対策
被害のひどい部分をはがし、薬剤を使用。
【薬剤】【散布・土壌灌注】クリアパッチDF、サルバトーレME、センチネル、ターフトップDF、ダコニール1000、ツインサイドDF、トップグラスDF、トップジンM、トップティ、トリフミン、パスポート、プルーデンス、フローラガードAL、ホーマイ、ホクガード、ポリオキシンAL、ポリオキシンZ、ボンジョルノ、マネージ、ミックレート、ロブラール、ロブラール500アクアなど。
予防策
シバ刈りをさぼらない。サッチをきちんと除去する。土の水はけを改善する。土壌酸度がアルカリ性に偏らないようにする。
【薬剤】【散布・土壌灌注】上記と同じ。
主な被害植物
【日本シバ】コウライシバ、ノシバ、ヒメコウライシバなど。