管理人より
こんにちは。管理人のへぼと申します。
かつて私は、手持ちの植物の管理法をワープロの文書にまとめ、個人的に使用していました。それを一念発起してHTMLで書き直し、大幅に加筆修正したのが、この「素人園芸解説」です。
私専用の備忘録であるという位置付けは現在も変わりませんが、誰かの一助になるかもしれないと思い、Web上に公開しています。
文字ばかりで見づらいサイトですが、内容は充実させたつもりです。
すべて一人で管理してますので、おそらく、かなりの誤字・脱字・間違いがあると思われます。
ミスを発見された方は、メールで教えて頂けると助かります。
植物データの各項目について
- ページタイトル…最も一般的と思われる名前をタイトルにしました。必ずしも正式名称(標準和名)とは限りません。
- 科…見聞きしたものは全て載せました。
- 別名等…別名、学名、漢字名、英名などを載せました。数が多すぎる場合は、ページの一番下に移動しています。
- 原産地…見聞きしたものは全て載せました。
- 高さ…いちおうの目安です。
- 日照…真夏の遮光が当たり前になっていますが、寒冷地では必要ありません。
- 肥料…肥料を効かせる期間です。私の気分次第でよく変わる、一番いい加減な項目ですが、以下を参考に、柔軟に対応してください。
- 肥効1ヵ月の固形肥料か、1,000倍に希釈した液体肥料を想定しています。「ごく薄い液肥」「薄めの液肥」とは、2,000倍以上に希釈した液肥です。
- 「少量の固形肥料を置き肥」とあれば、多肥を嫌う植物ですので、1回当たりの量を半分程度に減らすか、置き肥を取り替える間隔を長めにしてください。
- たまに、液肥の間隔が「二週間に一度」とあるのに、施肥期間が五週間になってたりします。その場合、最後の一週間は希釈率を倍にしたり、いっそ期間を六週間に延長するなどしてください。
- 繁殖…植物を殖やす方法です。ただし、私が全て試したわけではありません。
- 耐暑性…「とても強い」>「強い」>「わりと強い」>「やや弱い」>「弱い」>「とても弱い」の順です。
- 耐寒性…「とても強い(-30℃前後)」>「強い(-20℃前後)」>「わりと強い(-10℃前後)」>「やや弱い(-5℃前後)」>「弱い(0℃前後)」の順です。さらに弱い植物は、耐寒温度を明記しています。ただし、私は寒冷地で生活した経験がないため、「強い」~「とても強い」については怪しいです。
なお、「最低3℃を保つとよい」とあれば、「短期間なら3℃を割り込んでも大丈夫」という意味ですが、「3℃を保つ」とある場合は、「3℃を割り込むと危険あり」という意味です。「~とよい」の有無で、意味が違うわけです。 - 解説…上の項目で書ききれなかった特徴などを記しています。一部、食用や薬用にする方法を載せていますが、私が全て安全確認したわけではありません。
植物データについて
収録植物は、実際に私の家にある(あった)ものです。
クリスマスローズやクレマチス、バラのように、原種や園芸品種がたくさんある植物は、なるべく多くの系統から集めるよう努めていますが、さすがに全種類育てることはできません。
そのため、そうした植物の解説ページは「最大公約数」的な記述にとどまります。基本的な共通事項だけを載せ、種類・系統固有の特徴までは言及していませんので、ご了承下さい。
植物データページの作成手順は、だいたい下記の通りです。
- 新しい植物が家に来る。
- 家にある文献を読んで栽培の手順をつかみ、データを書き出す。
- 実際に育てて得たデータを追記しながら、全体を修正する。
- 2~3の合間をぬって植物画を描き、スキャナで取り込む。
- ある程度形になったらアップロード。
アップロードしたページは完成品ではなく、新しい文献を入手したり、実際の植物から新データを得たりすれば、細かい修正をします。
Web上にはさまざまな情報があふれていますが、影響されたくないので、普段から、園芸系のサイトを見ないよう努めています。アクセスしたところで、軽く参考にする程度とし、そこからコピーすることはありません。
理由は、(パクリ防止のために)意図的に誤った情報を混ぜ込む管理人がいることや、そもそも書籍などの文献に比べると、信憑性に疑問がある点が挙げられます。
書籍なら全て信用できるとは思いませんが、Web上の情報よりは幾分マシかと思っています。
その他、注意していただきたいのは、収録植物の中に、私が未だに開花・結実に成功していないものが、僅かながら含まれている点です。
途中で枯れた植物は、納得いくまで再挑戦しますが、果樹のライチのように、なかなか大きくならず、データ取得にてこずる植物もあります。そうした植物のデータは、信頼性が低いかもしれません。
気候の問題
私は大阪市以外の土地に住んだ経験がないため、当サイトのデータも、温暖な大阪市内の平野部、つまり「暖地」を基準にしています。
従って、関東地方南部以西の平野部など、似た気候を持つ地域なら、ここのデータを適用できると思いますが、北海道・東北や中部地方の高冷地など、「極寒地」「寒地」に該当する地域では、当サイトのデータはあてにならないでしょう。
そうした地域では、データ中にある各作業適期を、1~2ヵ月ほどずらせば(秋の作業は早く、春の作業は遅く)何とかなるかもしれませんが、自信はありません。
また、南西諸島・小笠原などの「極暖地」では、開花・生長に冬の低温が必要な植物(主に、温帯産で春咲きの植物)がうまく育たないと思います。こればかりは気候の問題なので、対策はわかりません。
データにある各作業適期は、私なりの見解に過ぎません。守らなければ枯れる、ということはないので、柔軟に対応してください。例えば、トケイソウの挿し木は普通、気温20~30℃の時期に行いますが、私は厳寒期の1月に、室内で挿して成功したことがあります。
基本は大事ですが、時には、冒険心や遊び心も必要でしょう。相手は生き物ですから、マニュアル通りには動きません。時に、思わぬ結果を見せてくれることがあります。そういう経験も家庭園芸の醍醐味だと、私は思っています。
画像について
なぜ写真が一枚も無いのかというと、とっくの昔に枯らした植物まで多数収録し、今さら写真を集めるのが面倒だったからです。そんなわけで、私の手描き植物画でお許しを。
デッサンが狂っていたり、色がおかしかったり、花数が妙に少なかったりするのは、全てご愛嬌ということで。
どんな植物なのか、姿形がある程度わかれば上出来だと思っているため、画像の編集は、ほとんど行っていません。ちなみに全てパステル画で、制作時間は1枚5~25分です。
画像の加工や再配布といった二次的利用については、オリジナルが「素人園芸解説」であることを明示した上で、良識の範囲内で行って下さい。
当サイト名を明示しない場合でも、何らかの形で、オリジナルが当サイトであることが分かれば、特に制限は設けません。(当初、画像の二次利用については何も考えていなかったのですが、問い合わせが数件あったため、規定を作りました。)
最後に
全体的に愛想が足りませんが、お許しを。昔いろいろありまして、なれ合いは苦手なのです。
このサイトを開設して、だいぶ経ちますが、まだまだ至らない点が多く、細かい手直しが欠かせません。
収録植物の数も900に迫りました。開設当初は何種類だったか、もう忘れましたが、450くらいだったと思います。ずいぶん増えたものです。
今も相変わらず、「世話の時間」「植物と資材の購入費」「鉢の置き場所」「日光の確保」、全てが苦しいのですが、今後も少しずつ増やせれば、と思っています。それでは、この辺で。