ネダニ類
コナダニ類の一種。ネダニとロビンネダニは別種だが、加害の仕方がよく似ている。
なお、日本ではロビンネダニの被害が圧倒的に多いため、単に「ネダニ」というと、ロビンネダニを指す事が多いようである。
発生時期
周年(酷暑期と厳寒期は減る。)
被害箇所
球根の発根部など。
形態など
体長0.5~1mm程度。体色は白っぽく、半透明。有機物を多く含んだ、砂質・火山灰質の土を好む。地温20~25℃のときに最も活発に活動する。
【補足事項】- ロビンネダニ…脚だけが赤褐色。乾燥に弱く、高温多湿条件で多発する。生活環境が悪化すると「ヒポプス」と呼ばれる赤褐色の形態になり、他の生物にくっ付いて移動する。ヒポプスは口がなく、何も食べずに1年以上生きられる。
主な被害
球根植物やネギ類の発根部を加害する。被害株は根を伸ばせず、乾燥・枯死する。貯蔵中の球根が被害を受けると、腐敗・ミイラ化する。しばしば、乾腐病を誘発する。
対策
一度発生した土は、消毒するまで再利用しない。
【薬剤】【土壌灌注・混和】アクテリック、オルトラン、スミチオン、トクチオン、ネマトリン、ネマトリンエース、ボルテージなど。
予防策
被害株から子株や子球を取らない。連作を避ける。土壌酸度が酸性に偏らないようにする。有機質肥料を控える。未熟な有機物を使わない。
球根の場合は、植え付け前に、45℃の湯に30分~1時間浸して消毒するとよい。
- ロビンネダニ…掘り上げた球根や苗を、一週間以上、風に当てて乾かす。
【薬剤】【浸漬・粉衣】掘り上げた球根を、アクテリック、オルトラン、スミチオン、トクチオンなどで消毒。
主な被害植物
【草花・鉢花】アマリリス、球根アイリス、グラジオラス、クロッカス、スイセン、チューリップ、フリージア、ユリなど。
【ハーブ・野菜】サフラン、タマネギ、チャイブ、ニラ、ニンニク、ネギ類、ラッキョウなど。
主な種類
ネダニ、ロビンネダニなど。