キチョウ類
シロチョウ科に属する。成虫は淡黄色の翅を持ち、さながらモンシロチョウの黄色版といった風情。
従来、「キチョウ」と呼ばれてきた種類は、最近、キタキチョウとミナミキチョウの二種に分割されたらしい。両種はよく似るが、前者が本州以南に広く生息するのに対し、後者は南西諸島にしか生息しない。(南西諸島には、キタキチョウとミナミキチョウの両方が生息する。)
発生時期
- キタキチョウ…5~10月
- ミナミキチョウ…周年
- モンキチョウ…4~10月
被害箇所
葉など。
形態など
- キタキチョウ・ミナミキチョウ…老熟幼虫で体長2.7~3cm。体色は淡青緑色で、側面に細い白線がある。体全体に細かい毛が生える。成虫で越冬する。年4~6回の発生。
- モンキチョウ…老熟幼虫で体長3~3.3cm。体色は緑色で、側面に黄色い線がある。幼虫で越冬する。年2~6回の発生。
主な被害
マメ科植物の葉を食害する。
対策
見つけ次第捕殺する。
【薬剤】【散布・土壌混和】Mr.ジョーカー、アークリン、アースガーデンD、アースガーデンW、アーデント、アクセル、アクタラ、アクテリック、アタックワンAL、アタブロン、アディオン、アファーム、アファームエクセラ、アプロードエース、アルバリン、エスマルクDF、園芸用キンチョールE、エンセダン、オルチオン、オルトラン、オルトランA、オルトランC、オルトランDX、オルトランMP、ガーデンアースB、ガーデンガードAL、ガーデントップ、ガードジェットBT、ガードベイトA、ガードワン、カウンター、カスケード、カダンA、カダンD、カダンV2、カルホス、キックバールAL、クオーク、ケムシカダンA、サイアノックス、サニーフィールド、サブリナ、サムコル、サンヨールAL、ジェイエース、ジェネレート、スターガード、スピノエース、スミソン、スミチオン、スミナイス、スミフェート、セレクトジン、ゼンターリ、ダイアジノンSL、ダイポール、ダブルアタックAL、ダントツ、チューンアップ、ツービットDF、ディアナSC、ディプテレックス、テガールAL、デミリン、テルスター、デルフィン、トアローCT、トクチオン、トルネード、トレボン、ノーモルト、バイオマックスDF、パイベニカ、バシレックス、ファルコン、ファイブスター、フェニックス、プレオ、プレバソン、フローバックDF、ベジタメートAL、ベストガード、ベニカ、ベニカD、ベニカDX、ベニカX、ベニカグリーンV、マッチ、マトリック、マラソン、モスピラン、リーズン、ロムダンなど。
予防策
成虫が好みそうな蜜の多い花を、大切な株の近くで栽培しない。株全体を寒冷紗などで覆い、成虫の飛来を防ぐ。周囲の雑草を除去する。
主な被害植物
【草花・鉢花】クローバー、センダイハギ、レンゲなど。
【庭木・果樹】オオコチョウ、サイカチ、ネムノキ、ハギ、ハリエンジュ、フサアカシアなど。
【ハーブ・野菜】エダマメ、ダイズなど。
主な種類
キタキチョウ、ミナミキチョウ、モンキチョウなど。