スガの仲間
スガ科またはネムスガ科に属する。小さな虫だが大発生する傾向が強い。
※サンゴジュニセスガとシャシャンボツバメスガは、「シンクイムシ」の一種として扱っている。
発生時期
4~11月
【補足事項】- ネムスガ…5~10月
- マサキスガ…4~6月
被害箇所
葉、芽など。
形態など
老熟幼虫で体長1~2cm。この仲間は、枝葉の間に糸で巣を作り、その中で暮らす。サナギになる時は木を降り、離れた場所にマユを作る。
【補足事項】- ツマグロハイスガ…体色は、淡灰褐色地に黒い斑紋がある。年3回の発生。
- ネムスガ…老熟幼虫で体長1cm程度。体色は黒色で、背面にある淡黄色~淡黄緑色の縦線が目立つ。年2回の発生。ネムスガ科に属し、一属一種。
- マサキスガ…老熟幼虫で体長1.6cm。体色は緑褐色で、背面に黒と淡黄色の縦線模様がある。側面には、黒い小斑点が点々と並ぶ。若齢幼虫で越冬する。年1回の発生。
主な被害
枝葉の間に、集団で糸を吐いて天幕状の巣を作り、その中で暮らしつつ、葉を食害する。
【補足事項】- ネムスガ…名前の通り、ネムノキだけを加害する。
対策
見つけ次第捕殺するか、巣ごと除去する。
【薬剤】【散布・土壌混和】Mr.ジョーカー、アークリン、アースガーデンD、アースガーデンW、アーデント、アクセル、アクタラ、アクテリック、アタックワンAL、アタブロン、アディオン、アファーム、アファームエクセラ、アプロードエース、アルバリン、エスマルクDF、園芸用キンチョールE、エンセダン、オルチオン、オルトラン、オルトランA、オルトランC、オルトランDX、オルトランMP、ガーデンアースB、ガーデンガードAL、ガーデントップ、ガードジェットBT、ガードベイトA、ガードワン、カウンター、カスケード、カダンA、カダンD、カダンV2、カルホス、キックバールAL、クオーク、ケムシカダンA、サイアノックス、サニーフィールド、サブリナ、サムコル、サンヨールAL、ジェイエース、ジェネレート、スターガード、スピノエース、スミソン、スミチオン、スミナイス、スミフェート、セレクトジン、ゼンターリ、ダイアジノンSL、ダイポール、ダブルアタックAL、ダントツ、チューンアップ、ツービットDF、ディアナSC、ディプテレックス、テガールAL、デミリン、テルスター、デルフィン、トアローCT、トクチオン、トルネード、トレボン、ノーモルト、バイオマックスDF、パイベニカ、バシレックス、ファルコン、ファイブスター、フェニックス、プレオ、プレバソン、フローバックDF、ベジタメートAL、ベストガード、ベニカ、ベニカD、ベニカDX、ベニカX、ベニカグリーンV、マッチ、マトリック、マラソン、モスピラン、リーズン、ロムダンなど。
予防策
特に無し。
主な被害植物
【樹木・果樹】ツルマサキ、ニシキギ、ネムノキ、マサキ、マユミなど。
主な種類
ツマグロハイスガ(ツマグロハイイロスガ)、ツルマサキスガ、ネムスガ(ネムノキスガ)、ホソスガ、マサキスガ、マユミオオスガ(マユミスガ)など。