オンブバッタ

オンブバッタ科に属する。成虫になると、体の大きなメスの背中に、小さなオスが載っていることが多いため、この名がある。一匹でも食害量が多いうえ、きわめて雑食性のため、侮れない。

発生時期

5～11月

被害箇所

葉、花、つぼみなど。

形態など

体長2～5cm。体色は、淡緑色または淡褐色。全体的に細長く、頭と翅の先がとがる。卵で越冬する。年1回の発生。

主な被害

葉などを食害し、不規則な丸い穴をあける。成虫の食害量はかなり多く、小さな株だと、枯死することもある。

対策

見つけ次第捕殺する。

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【薬剤】【散布】Mr.ジョーカー、アーデント、アタックワンAL、アルバリン、オルチオン、オルトラン、オルトランC、オルトランS、カルホス、サイアノックス、スピノエース、スミソン、スミチオン、スミナイス、ダントツ、ディプテレックス、テルスター、トクチオン、ベニカD、ベニカX、マラソン、モスピランなど。

【注意点】薬剤に対して耐性を持つ。園芸用殺虫剤より、衛生害虫用の殺虫剤のほうがよく効くが、適用外なのでおすすめしない。

予防策

周辺の雑草を除去する。天敵であるカマキリやクモを大切にする。

主な被害植物

【草花・鉢花】アサガオ、アスター、インパチエンス、オモダカ、キク、クジャクサボテン、ケイトウ、コスモス、サルビア類、スイレン、スミレ類、ゼラニウム、ダリア、ダンギク、ナデシコ類、ヒマワリ、ヒャクニチソウ、フォックスフェイス、フジバカマ、ベゴニア類、ペチュニア、ヘリオトロープ、ポリゴナム、マーガレット、ランタナなど。

【観葉・多肉】コリウスなど。

【樹木・果樹】アジサイ、ウメなど。

【ハーブ・野菜】アシタバ、イチゴ、インゲン、エダマメ、エゴマ、オクラ、カブ、キュウリ、金時草、ゴボウ、コマツナ、サツマイモ、シソ、スイカ、セージ、セロリ、チンゲンサイ、トウモロコシ、トマト、ナス、バジル、ピーマン、フダンソウ、ブロッコリー、ホウレンソウ、ミント類、モロヘイヤ、ラッカセイ、ロケットなど。

【ラン】オンシジウム、ツニア、デンドロビウムなど。