キモグリバエ類・ヨシノメバエ類
キモグリバエ科に属する。害虫としては非常にマイナー。
発生時期
3~8月(成虫飛来期)
被害箇所
茎、葉、穂など。
形態など
老熟幼虫で体長2~5mm程度。乳白色~淡褐色をしたウジムシ。
主な被害
イネ科植物の若い茎の先端付近に潜み、茎の内部や、周囲の若葉・穂などを食害する。虫の入った部分は、健全部分に比べて太くなり、伸長が止まる。
【補足事項】- イネキモグリバエ・ムギキモグリバエ…先端付近に潜みつつ食害するだけで、茎を肥大させることはない。が、穂を加害されると、収獲量にひびく。
対策
見つけ次第、被害部分ごと虫を除去する。
【薬剤】【散布】Mr.ジョーカー、アークリン、アーデント、アクタラ、アクテリック、アディオン、アドマイヤー1、アファーム、アファームエクセラ、アルバリン、アントム、ウララDF、エンセダン、オルチオン、オルトラン、オルトランA、オルトランC、オルトランDX、オルトランMP、オンコル、カウンター、カスケード、カルホス、サイアノックス、サニーフィールド、サムコル、ジェイエース、ジェネレート、スケルサイドA、スターガード、スピノエース、スミソン、スミチオン、スミナイス、スミフェート、ダントツ、ディアナSC、ディプテレックス、デミリン、テルスター、トクチオン、トリガード、トレボン、プレオ、プレバソン、ベストガード、ベニカ、ベニカD、ベニカDX、ベニカX、ベニカマイルド、マッチ、マラソン、ムシキントール、モスピランなど。
【注意点】薬剤の効果は限定的。
予防策
枯れた被害茎の中で越冬するので、冬に刈り取っておく。
【補足事項】- イネキモグリバエ・ムギキモグリバエ…抵抗性品種を栽培する。
主な被害植物
【観葉・多肉】オギ、ヨシなど。
【ハーブ・野菜】イネ、ムギなど。
主な種類
イネキモグリバエ、オギクキキモグリバエ、キタヨシノメバエ、トネオオヨシノメバエ、ニホンオオヨシノメバエ、ヒメヨシノメバエ、ムギキモグリバエなど。