アヤニジュウシトリバ
ニジュウシトリバ科に属する。マイナーなガだが、クチナシの害虫としては、それなりに有名。暖地にしか生息しない。
この仲間の成虫は、漢字で「二十四鳥羽」と書くことから分かるように、計24枚(6枚×4)の羽毛を重ねたような、広げた扇にも似た、非常に美しい翅を持つ。
発生時期
5~9月
被害箇所
若枝、つぼみ。
形態など
老熟幼虫で体長1cm程度。体色は乳白色~淡褐色。
主な被害
クチナシのつぼみや、若枝の先端付近に食入する。被害を受けたつぼみは咲かずに落下し、枝は枯れ込む。食入孔からは細かい糞が出る。
対策
被害部分ごと虫を除去する。すでに枯れ落ちたものも、虫が残っていることがあるので処分する。
【薬剤】【散布・土壌混和】Mr.ジョーカー、アークリン、アーデント、アクセル、アクタラ、アタブロン、アディオン、アップデート、アファーム、アファームエクセラ、アルバリン、エスマルクDF、園芸用キンチョールE、オルチオン、オルトラン、オルトランA、オルトランC、オルトランDX、オルトランMP、オンコル、ガードジェットBT、カウンター、カスケード、カルホス、カルモック、サイアノックス、サブリナ、サムコル、ジェイエース、ジェネレート、スピノエース、スミソン、スミチオン、スミナイス、スミフェート、セレクトジン、ゼンターリ、ダイポール、ダントツ、チューンアップ、ツービットDF、ディアナSC、ディプテレックス、デミリン、テルスター、デルフィン、トアロー、トクチオン、トルネード、トレボン、ノーモルト、バシレックス、ファルコン、フェニックス、プレオ、プレバソン、フローバックDF、ベニカ、マッチ、マトリック、マラソン、モスピラン、リーズン、レターデン、ロムダンなど。
【注意点】虫が株の内部にいるため、薬剤の効果が薄い。
予防策
特に無し。
主な被害植物
【樹木・果樹】クチナシ。