ギンスジオオマドガ(モリヤママドガ)
マドガ科に属する。灯火に誘引されにくいらしい。
発生時期
6~10月
被害箇所
幹、枝。
形態など
老熟幼虫で体長4cm。体色は淡褐色。幼虫で越冬する。年1回の発生。
主な被害
幼虫が幹や枝に食入し、髄部を食害する。最初は枝の先端に食入し、下部へ向かって食い進む。被害部の樹皮には小さな孔が点々とあいており、糞が排出される。内部の幼虫が移動するにつれ、この排出孔も除々に増えていく。
被害の状況は、幼虫が大きく育つ夏以降に目立ってくる。
対策
見つけ次第、被害枝を切り捨てるか、切り開いて中の幼虫を捕殺する。(その後、木の傷跡に、カルスメイト、ケアヘルス、トップジンMペーストなどを塗布。)
【薬剤】【食入孔・排出孔に処理】アクタラ、アルバリン、園芸用キンチョールE、カルホス、スミチオン、ダントツ、トクチオン、ベニカ、マラソン、モスピラン、リーズンなど。
予防策
特に無し。
主な被害植物
【樹木・果樹】ザクロ、サルスベリなど。