ベゴニア・センパーフローレンス
イメージ
原産地
ブラジル・メキシコ
科
シュウカイドウ科
高さ
15~60cm
花期
3~12月
形態
多年草
別名等
ベゴニア・センパーフローレンス-カルトルム(学名)/ベゴニア・センパフローレンス/センパ/シキザキベゴニア/四季咲きベゴニア/ベッディングベゴニア/ワックスベゴニア
日照
3月下旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は30~50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。
【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。
肥料
3月下旬~7月上旬と、9月上旬~10月下旬に、10~14日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。
植え替え
4月上旬~5月下旬か、9月中旬~10月中旬(春のほうがよい)。
整姿
蒸れやすいため、梅雨入り前に全体を1/3~1/2まで刈り込む。春と秋の生育期間中も、茂りすぎれば適宜切り戻して形を整える。
病気のもとなので、枯れた下葉や花がらはまめに取り除く。
繁殖
【挿し芽】4月下旬~6月下旬か、9月中旬~10月上旬(挿し穂には、花芽の無い若い茎を使わないと、活着後に分枝しない)。
【タネまき】4月中旬~6月下旬か、9月中旬~10月上旬(好光性のため、覆土は薄く。発芽まで二週間ほどかかる)。
耐暑性
わりと強いが、株元の蒸れに注意。
耐寒性
最低3℃を保つとよい。
解説
- 原種のククラタを中心に、複数の原種を用いて改良された園芸品種群である。完全な四季咲きで、温度さえあればいつでも咲く。春と秋によく見かける、花壇の定番。
- じつは、木立性ベゴニアの一種である。が、非常に改良が進んでおり、品種が多いため、園芸上は独立させて扱う。
- 花色は、白~赤色まで濃淡に変化がある。葉の色は、緑色と赤銅色がある。花の大きい大輪種や、豪華な八重咲き種、葉に白斑が入る品種もある。
注意点・病害虫
- ベゴニアの仲間としては比較的暑さに強い。が、こんもり茂る株姿のため、風通しが悪くなり、株元が蒸れて腐りやすい。梅雨入り前に切り戻し、通風を確保する。
- 切り戻しの後は、切り口を早く乾かさないと、そこから腐ることがある。
- 水や肥料が切れると、葉が、白っぽい油をかぶったような鈍い光沢を放つ。
- 連作すると生育が悪くなるので、植え替えのたびに違う土に替える。やや酸性の土を好む。
- 微細なタネだが、寿命は意外と長い。
- ヨトウムシにかじられることがある。
- ウイルス病にかかると、花や葉に斑が入る。治療法はないので処分する。もちろん、最初から斑入りの品種である場合は除く。
(※データ:大阪市基準)