いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

コンボルブルス

イメージ

原産地

地中海沿岸・ヨーロッパ南部~西部・北アフリカ

ヒルガオ科

高さ

5~60cm(種類による)

花期

4~9月(種類による)

形態

多年草または常緑半低木

別名等

(※各種の和名・異名はページの一番下にまとめた)

日照

4月上旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下(酷暑期は西日を避ける)。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。

【補足】クネオルムは銀葉種なので、一貫して乾き気味に管理。

肥料

4月上旬~10月下旬に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥。

植え替え

3月下旬~4月下旬か、9月中旬~10月下旬。

【補足】2年に一度行う。移植を嫌うので、根を傷めない。

整姿

伸びすぎれば、生育期に切り戻す(酷暑期は避けたほうがよい)。

繁殖

【挿し芽】5月上旬~7月上旬か、9月中旬~10月中旬。

【株分け】植え替えと同時期。

【タネまき】4月上旬~5月下旬か、9月下旬~10月中旬。

耐暑性

わりと強いが、蒸れに注意。

【トリコロール】弱い。

耐寒性

最低0℃を保つとよい。

解説

  1. 小型のアサガオといった風情の植物。下記のような種類があり、それぞれ株姿や性質が異なる。いずれの種類も、日光が当たらないと花が開きにくい。
  2. 最も一般的なサバティウスは、茎がほふくする、グラウンドカバー向きの多年草である。淡青紫色の花をたくさん咲かせる。白花種もある。
  3. 一年草扱いのトリコロールも茎がほふくするが、広範囲に広がることはない。名前の通り、花色が三色咲きになっていて美しい。春まき・秋まきのいずれも可能だが、暑さを嫌うため、暖地では秋まきしたほうがよい。
  4. ブルガリア原産のボイッシエリは、つるがあまり伸びない矮性種で、銀色の茎葉が形よくまとまる。花色は淡桃色。山野草扱いされるマイナーな種類で、ほとんど見かけない。
  5. トルコ原産のコンパクツスは、名前の通り、非常に小型の種類。やはり茎葉が銀色で、花色は白。
  6. クネオルムは、枝が立ち上がり、半低木状になる種類である。銀色の茎葉と、白い花が美しい。丈夫な種類で、暖地なら地植えも可能。
  7. 同じく茎葉が銀色を帯びるアルセオイデスは、茎がほふく気味に伸びる。葉の形に特徴があり、株が幼いうちは、葉が丸みを帯びているが、株が成長するに従い、細かい切れ込みが入る。花色は桃色。

注意点・病害虫

  1. この仲間は石灰分を好むので、植え付け前に施しておく。

各種の和名・異名

  1. セイヨウヒルガオ/西洋昼顔(アルベンシス)
  2. クネオラム/ニーオウム(いずれもクネオルム)
  3. モーリタニクス(異名)/ブルーカーペット(いずれもサバティウス)
  4. ミノール(異名)/サンシキヒルガオ/三色昼顔/サンシキアサガオ/三色朝顔/スリーカラードバインドウィード/ドワーフモーニンググローリー(いずれもトリコロール)

(※データ:大阪市基準)