いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

デュランタ

イメージ

原産地

アメリカのフロリダ州~メキシコ・ブラジル・西インド諸島

クマツヅラ科

高さ

1~1.5m

花期

5~11月

形態

常緑低木

別名等

デュランタ・エレクタ(学名)/デュランタ・レペンス/デュランタ・プルミエリ(いずれも異名)/ドゥランタ/ハリマツリ/タイワンレンギョウ/ジュランカズラ/ピジョンベリー/ゴールデンデュードロップ


オーレア(エレクタ「ライム」)

日照

4月上旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。

【補足】少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。

肥料

4月上旬~10月中旬に、10~14日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。

植え替え

4月中旬~10月上旬。

整姿

花が一段落するたびに、枝を2~3節残して剪定する。伸びすぎれば、生育期に適宜切り戻す。(刈り込みに強く、好みの樹形を作りやすい。)

繁殖

【挿し木・タネまき】4月下旬~10月上旬。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

0℃まで耐えるが、最低5℃を保つとよい。

【ライム葉の品種】最低5℃を保つ。

解説

  1. よく栽培されるのは、レペンス(エレクタ)という種類。細い枝が長く伸び、枝先が枝垂れて花をつける。主な品種に、花弁が白く縁取られた濃紫色花を咲かせる「タカラヅカ」や、白花の「アルバ」、淡紫色花の「バイオレット」などがある。とても生育旺盛。
  2. その他、葉に斑が入る品種や、葉がライム色になる「ライム」などもある。これらは鉢花というより、観葉植物として扱われることが多い。「ライム」は性質がやや弱く、花が咲きにくい。
  3. 「ライム」は、日光が強いと葉が黄色くなるので、やや遮光気味にする。ただ、あまり暗すぎると、今度は葉が緑色になったり、落葉したりする。好みの葉色になる光の強さを自分で探してみるとよい。
  4. 花後に黄色い実が付くが、株が弱るもとなので、取り除いたほうがよい。タネをとる場合は残しておく。

注意点・病害虫

  1. 別名の「ハリマツリ」からわかるように、種類によってはトゲがある。
  2. アブラムシやハダニが付くことがある。
  3. 犬猫にとっては有毒植物らしい。

(※データ:大阪市基準)