いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ハーデンベルギア

イメージ

原産地

オーストラリア東部~南部・タスマニア島

マメ科

高さ

0.5~3m(つる性)

花期

3~5月

形態

常緑つる性低木

別名等

ハーデンベルギア・ビオラセア(学名)/ハーデンベルギア・モノフィラ(異名)/コマチフジ/小町藤/ヒトツバマメ/一葉豆/コーラルピー/パープルコーラルピー/バインライラック/フォールスサルサパリラ

日照

3月下旬~11月中旬の生育期は、西日を避けた戸外の直射日光下(7月中旬~9月上旬は50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。

【補足】少し耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。

【補足】過湿を嫌うが、乾燥にも弱い傾向がある。

肥料

5月、7月、9月に、少量の固形肥料を置き肥。

【補足】マメ科植物なので、窒素(N)は控えめに。

植え替え

花後すぐ~5月下旬か、9月中旬~10月下旬(花後すぐがよい)。

【補足】なるべく根を傷つけない。

整姿

つるがよく伸びるので、適宜誘引する。つるが伸びすぎたら、花後すぐに切り戻す。

繁殖

【挿し木】4月下旬~7月上旬か、9月。

【タネまき】4~5月(一晩水に浸けてからまく)。

耐暑性

強い。

耐寒性

最低0℃を保つ。

【補足】高温にあわせない。

解説

  1. 一般的なのは、紅紫色の花を付ける原種のビオラセアである。白花種や桃花種もある。
  2. 同属のコンプトニアナも、濃紅紫色の花を咲かせる。こちらは、葉が「5枚の小葉」から成る。一般には出回っていない模様。

注意点・病害虫

  1. 比較的耐寒性があり、暖地では庭木になる。冬はかなり落葉するが、春になれば回復する。
  2. つるに登はん力が無く、支柱などに絡みつかないため、きちんと誘引する。長さは3m以下と短い。

(※データ:大阪市基準)