ホテイアオイ
イメージ
原産地
熱帯アメリカ~南アメリカ
科
ミズアオイ科
高さ
10~30cm
花期
6~10月
形態
多年草
別名等
アイヒホルニア・クラッシペス(学名)/アイヒホルニア・スペシオサ(異名)/布袋葵/ホテイソウ/布袋草/ウォーターヒアシンス
日照
4月中旬~11月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(きわめて日光を好む)。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。
水やり
生育期は、水に浮かべておくだけでよい(容器の底に土を入れ、水を少し濁らせたほうがよく育つ)。冬が近付いたら鉢植えに変更する。
【鉢植えの場合】生育期は、土の表面が乾ききる直前に与える。越冬中は、ごく控えめに。
【補足】水生植物なので、水切れは厳禁。普段から深めの腰水にすれば楽ができる。ただし、越冬中は禁止。
肥料
5月、7月、9月に、少量の固形肥料を置き肥(特に施さなくても支障はない)。
植え替え
4月下旬~10月上旬(鉢植えのみ)。
整姿
子株がどんどん殖えるので、茂りすぎれば、適当に間引く。
繁殖
【株分け】5~9月(殖えた子株を切り分ける)。
耐暑性
とても強いが、水温の上がり過ぎに注意。
耐寒性
0℃まで耐えるが、最低5℃を保つ。
解説
- 浮遊性の水生植物で、水に浮かべた状態でよく売られている。が、鉢植えにしたほうがよく開花する。ただしその場合、葉柄の基部にある浮き袋が痩せて小さくなってしまう。
- 花は、ヒアシンスのようにかたまって咲き、淡青紫色でとても美しい。一日花なのが残念だが、次々に開花するため、長く楽しめる。
- 新しく購入するなら一株だけでよい。ものすごい勢いで殖える。
注意点・病害虫
- 鉢植えは、とかく水切れの危険がつきまとう。鉢受け皿に水を張り、そこに鉢を浸す「腰水」にしておくとよい。寒くなってきたら停止し、株の腐敗を防ぐ。
- 鉢植えは、荒木田土のような、水生植物用の土で植えれば水切れしにくい。無ければ赤玉土などで。
余談
- 世界的に広く帰化し、きわめて厄介な害草となっている。日本でも暖地を中心に大きな問題になっており、将来的に、栽培が禁止される可能性がある。かつて、ホテイアオイと同様に栽培されていた浮遊性の水草「ウォーターレタス(ボタンウキクサ)」は、2006年に「特定外来生物」に指定され、栽培禁止になった。
(※データ:大阪市基準)