ニオイバンマツリ
イメージ
原産地
ブラジル南部~パラグアイ・アルゼンチン・西インド諸島
科
ナス科
高さ
50~150cm
花期
4~10月(真夏は休みがち)
形態
常緑低木
別名等
ブルンフェルシア・アウストラリス(学名)/ブルンフェルシア・エクシミア(異名)/匂蕃茉莉/バンマツリ/蕃茉莉/パラグアイジャスミン/モーニング・ヌーン・アンド・ナイト/イエスタデイ・トゥデイ・アンド・トゥモロー
ニティダ(異名)/黄花ニオイバンマツリ/アメリカバンマツリ/ゴールデンホルン/アメリカンブルンフェルシア/レディー・オブ・ザ・ナイト(いずれもアメリカーナ)
カリシナ(パウシフローラの異名)
日照
3月下旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下(7月中旬~9月上旬は30~50%遮光したほうがよい)。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。
肥料
4月上旬~10月中旬に、10~14日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。
植え替え
4月上旬~10月中旬。
【補足】根詰まりしやすいので、なるべく毎年行う。
整姿
伸びすぎれば、花後すぐに剪定する。
繁殖
【挿し木】4月下旬~10月上旬(やや発根率が悪いので、発根促進剤を使い、多めに挿す)。
【タネまき】5~7月。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
最低0℃を保つとよい。
解説
- 名前は「匂いのある西洋のマツリカ」の意。だが、マツリカとは何の関係も無い、ナス科の植物である。ちなみに、マツリカはモクセイ科の植物で、れっきとしたジャスミンの一種。
- 花が咲き進むにつれて、花色が紫から白に変化する。やや鼻をつく香りがあり、夜になると、さらに強く香る。
- 花色が白から黄色に変わる「黄花ニオイバンマツリ(アメリカバンマツリ)」も、同属の植物である。こちらの花の香りは、ニオイバンマツリの香りより穏やか。やや寒さに弱く、越冬中は最低5℃以上欲しい。
注意点・病害虫
- 土質にはあまりこだわらないが、腐食質に富んだ土を好む。
- 耐寒性は強いほうで、暖地なら庭木になる。たとえ寒さで落葉しても、春になれば芽吹く。
- ナス科植物なので、ニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ)が付き、新葉を食べることがある。
- まれに、この植物が「マツリカ」や「ジャスミン」の名前で売られていることがある。ジャスミンとは別の植物なので当然、ハーブとして使うことはできない。それどころか有毒植物なので、扱いに注意する。
(※データ:大阪市基準)