いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

サンユウカ

イメージ

原産地

中国(雲南省)~インド北部・タイ北部

キョウチクトウ科

高さ

60~300cm

花期

5~10月

形態

常緑低木

別名等

タベルネモンタナ・ディバリカタ(学名)/エルバタミア・ディバリカタ/エルバタミア・コロナリア(いずれも異名)/三友花/アダムスアップル/クレープジャスミン/インディアンローズベイ/カーネーション・オブ・インディア


ティアレ/タヒチクチナシ/ティアレ・タヒチ(いずれもコリンボサ)

日照

4月中旬~11月上旬の生育期は、西日を避けた戸外の直射日光下(7月中旬~9月上旬は50%遮光したほうがよい)。
越冬中は、室内の日当たり。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。

肥料

5~9月に、固形肥料の置き肥、または週に一度の液肥。

植え替え

4月下旬~9月下旬。

【補足】根詰まりしやすいので、1~2年に一度行う。

整姿

伸び過ぎれば、生育期に適宜切り戻す。

繁殖

【挿し木・取り木】4月下旬~10月上旬(切り口から出る乳液を洗い流してから挿す)。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

最低8℃を保つとよい。

解説

  1. 一般的なのは、園芸品種の「ヤエサンユウカ(フロレ・プレノ)」である。名前からわかるように八重咲きで、全体的に、クチナシの八重咲き種によく似た雰囲気を持つ。
  2. 一重咲きのサンユウカは、あまり見かけない。一重咲き種の花は、五弁のスクリュー状をしている。
  3. 白い花には芳香がある。夜になると香りが強くなる。
  4. タヒチの国花であるタヒチクチナシ(ティアレ)も、同属の仲間である。花・葉ともに大きく、見応えがある。花弁の数は6~8枚と、環境によって幅が出る。こちらは耐寒性が全く無いので、冬は最低13℃欲しい。

注意点・病害虫

  1. アブラムシやカイガラムシが付きやすい。
  2. 傷をつけると白い乳液が出る。この液には毒性があり、触れるとかぶれることがある。

(※データ:大阪市基準)