マーシュマロウ
イメージ
原産地
ヨーロッパ中南部・西アジア～中央アジア
科
アオイ科
高さ
100～200cm
花期
7～8月
形態
多年草
収穫期
【葉】4～10月、【花】7～8月、【根】9～11月
別名等
アルサエア・オフィシナリス(学名)/マシュマロウ/ビロードアオイ/天鵞絨葵/ウスベニタチアオイ/薄紅立葵
日照
戸外の直射日光下(酷暑期は西日を避ける)。
水やり
土の表面が乾けば与える(湿った場所を好むので、水切れは厳禁)。
肥料
3～5月と、9～10月に、固形肥料の置き肥。
植え替え
3月上旬～5月上旬か、9月下旬～11月上旬
【補足】移植を嫌うので、根を切らない。
整姿
草丈が高いので支柱を立てる。株元の乾燥を防ぐため、マルチングしたほうがよい。
繁殖
【挿し芽】5月上旬～6月下旬。
【株分け】植え替えと同時期。
【タネまき】3月下旬～4月下旬か、9月中旬～10月下旬。
耐暑性
やや弱い。
耐寒性
強い。
解説
- ハーブの分類上、「マロウ」の一種として扱われるが、花のティーが人気のコモンマロウや、麝香の香りを持つムスクマロウとは別属の植物である。育て方や性質もやや異なる。
- 茎葉が灰白色の軟毛で覆われており、全体的に白っぽく見える。
注意点・病害虫
- 株元から分枝してかなりの大きさに育つうえ、太い根を持つため、地植え向きの植物である。鉢植えなら、最低でも10号以上の大鉢に植えたい。
- 湿地性の植物で、水切れに弱い。ただ、高温多湿を嫌うため、真夏の水のやり過ぎは禁物。株元をマルチングしておくとよい。
- アオイ科植物なので、ハマキムシがよくつく。
収穫・利用
- 名前からわかるように、乾燥させた根の粉末が、お菓子のマシュマロの材料として使われてきた。
- 若葉や根は食用になる。すぐれた消炎・鎮静効果があるという。薬用に使われる「アルテア根」は、この植物の根である。
- 根を利用する場合は晩秋に掘り上げる。水洗いせずに土だけを払い落とし、そのまま乾かして利用する。
(※データ：大阪市基準)