いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

カラミンサ

イメージ

原産地

地中海沿岸・イギリス・ヨーロッパ南部~中央アジア・トルコ・ウクライナ

シソ科

高さ

30~80cm

花期

5~11月

形態

多年草

収穫期

4~10月

別名等

カラミンタ(属名)/クリノポディウム(もう一つの属名)/カラミント/マウンテンバーム


クリノポディウム・グランディフロルム(異名)/タイリンカラミンサ/タイリンカラミント/ラージフラワードカラミンサ/ラージフラワードカラミント(いずれもグランディフローラ)
クリノポディウム・アッセンデンス(異名)/コモンカラミンサ/コモンカラミント(いずれもシルバティカ)
クリノポディウム・ネペタ(異名)/レッサーカラミンサ/レッサーカラミント(いずれもネペタ)

日照

戸外の直射日光下(7月中旬~9月上旬は50%遮光)。

【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾燥を好むため、乾き気味に管理)。

肥料

3月と、6~10月に、小量の固形肥料を置き肥。

【補足】あまり多肥にすると、茂りすぎて倒れる。

植え替え

3月上旬~5月上旬か、10~11月(春のほうがよい)

【補足】1~2年に一度行う。

整姿

花後すぐ、全体を1/3~1/2に刈り込む。枝が混み合えば、春か秋に適宜切り戻す。

繁殖

【挿し芽】4月下旬~6月下旬か、9月中旬~10月中旬(初夏が最適期)。

【株分け】3月。

【タネまき】3月下旬~5月上旬か、9月中旬~10月下旬。

耐暑性

強い。

耐寒性

強いが、寒地では防寒する。

解説

  1. 名前や草姿、茎葉の香りがミントに似るが、別種の植物である。丈夫で栽培容易。
  2. 一般的なのは、原種のネペタである。白~淡桃色の小さな花をたくさん咲かせる。
  3. 同属のグランディフローラは、やや大きめの紅色花を咲かせる。斑入り葉の品種もあり、観賞に適する。ネペタに比べて優しい香りである。

注意点・病害虫

  1. 日当たりと水はけさえよければ、放任していても勝手に育つ。こぼれダネでも殖える。

収穫・利用

  1. 葉のハーブティーには、健胃・強壮の効果があるという。ただし、妊婦は使用禁止。

余談

  1. 切り花にもできる。

(※データ:大阪市基準)