いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

コンフリー

イメージ

原産地

地中海沿岸・ヨーロッパ・西アジア・シベリア

ムラサキ科

高さ

20~80cm

花期

5~8月

形態

宿根草

収穫期

4~10月

別名等

シンフィツム・オフィシナレ(学名)/コモンコンフリー/トゥルーコンフリー/ヒレハリソウ/ボーンセット/ニットボーン


オオハリソウ(アスペルム)
ロシアンコンフリー(アプランディクム)
グランディフロルム(イベリクムの異名)

日照

戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は30~50%遮光したほうがよい)。

【補足】耐陰性が強く、かなりの日陰でも耐える。

水やり

土の表面が乾けば与える(湿った場所を好むが、乾燥にも強い)。

肥料

3月、6月、9月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

3月上旬~5月上旬か、9月下旬~11月上旬。

整姿

花期は草丈が高くなり、倒れやすいので、支柱を添えるとよい。

繁殖

【根伏せ・根挿し】3~5月(太い根を10cmずつに切り、上下を間違えないよう植え付けて芽を出させる)。

【株分け】植え替えと同時期。

【タネまき】3月下旬~5月下旬か、9月上旬~10月下旬。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

とても強い。

解説

  1. 1970年代に健康野菜として人気を博したが、現在は利用されない。矮性種や斑入り葉の品種も出回っている。白花種もある。丈夫で栽培容易。

注意点・病害虫

  1. 大きくなるので、どちらかというと地植え向きの植物である。鉢植えにするなら、なるべく大きな鉢を使う。
  2. 茎葉に細かい剛毛があり、触ると手に刺さる。過敏な人はかぶれるので注意。
  3. 地植えの株の場所を変えたいときは、完全に根を取り除かないと、切れて残った根から芽を出し、元の場所でまた茂る。

収穫・利用

  1. 葉の絞り汁が、ハーブバスや化粧水に使われることがある。枯れ葉の分解がとても早く、堆肥の材料に適する。

余談

  1. 毒性が判明しており、食品として摂取してはいけない。厚生労働省は、'04.06.14の「食品安全情報」において、肝障害の恐れを指摘し、摂取しないよう求めている。

(※データ:大阪市基準)