いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ホースラディッシュ

イメージ

原産地

ヨーロッパ南東部

アブラナ科

高さ

60~130cm

花期

5~7月

形態

多年草

収穫期

【葉】4~11月、【根】10~3月

別名等

アルモラキア・ルスティカナ(学名)/コクレアリア・アルモラキア(異名)/西洋ワサビ/山ワサビ/エゾヤマワサビ/ワサビダイコン/レフォール/レッドコール

日照

戸外の直射日光下(7月中旬~9月上旬は50%遮光したほうがよい)。

水やり

土の表面が乾けば与える。

肥料

3月、6月、10月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

3月上旬~4月下旬か、9月下旬~11月上旬(春のほうがよい)、株間30~40cm。

整姿

花茎が伸びてきたら、早めに摘み取る。

繁殖

【株分け・根伏せ・根挿し・タネまき】植え替えと同時期。(根伏せと根挿しは、太い根を長さ15~20cmほどに切り、清潔な土に植え付けて芽を出させる。)

耐暑性

わりと強いが、強光と過湿に注意。

耐寒性

とても強い(-25℃)が、防寒しないと傷む。

解説

  1. あまりなじみのない野菜だが、全草に特有の風味と辛味を持ち、本ワサビの代用品としてよく利用されている。
  2. 寒地性の植物で、日本の中部地方以北に帰化が見られる。
  3. 低温期に伸びる若い葉は、シダのように切れ込みが入る。気温が上がるにつれて、切れ込みの無い普通の葉に変わる。
  4. 初夏、1m程度になる長い花茎を伸ばし、白い小花をたくさん咲かせる。が、暖地では咲きにくい。

注意点・病害虫

  1. それなりに耐暑性はあるものの、暖地では夏に機嫌が悪くなる。
  2. 根から不定芽が出やすく、根伏せや根挿しで容易に殖やせる。デパートなどで、根をぶつ切りにしたものが野菜として売られているので、これを植え付けてもよい。
  3. 根がダイコンのように太く、しかも、かなり長く伸びるので、地植えしたほうがよい。土は深さ50cmくらいまで耕しておく。鉢植えなら、最低でも10号鉢から。
  4. アブラナ科野菜なので、アオムシやコナガなどが付きやすい。

収穫・利用

  1. 辛味成分は、越冬中に最も多くなるので、冬に収穫するのが一番よい。
  2. 根を、練りワサビや粉ワサビに用いる。若い葉は、そのままサラダにする。

(※データ:大阪市基準)