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素人園芸解説 -私はこう育てる-

ゲッケイジュ

イメージ

原産地

地中海沿岸・南ヨーロッパ~小アジア

クスノキ科

高さ

5~10m

花期

4~5月

【結実】10月

形態

常緑高木

収穫期

4~11月

別名等

ラウルス・ノビリス(学名)/月桂樹/ローレル/ローリエ/ベイ/ベイリーフ/ベイツリー/スイートベイ/ベイローレル/ローレルノキ/トゥルーローレル


斑入りゲッケイジュ(ノビリス「バリエガタ」)

日照

戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

2月、6月、9月に、少量の固形肥料を置き肥。

植え替え

3月下旬~4月下旬、6~7月、9月上旬~10月中旬のいずれか。

整姿

【剪定】3月上旬~4月上旬か、5月下旬~7月下旬(伸びすぎた部分を切る程度で、あまり必要ない)。
生垣などで、樹形を優先したい場合は、9~10月にも刈り込める。

繁殖

【挿し木】6~9月(やや発根しにくいので、団子挿しがよい)。

【取り木】4~8月。

【タネまき】3月(あまり一般的でない)。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

わりと強い(-8℃)が、寒地では室内が無難。

解説

  1. この木の枝で作った冠は、勝利と栄光のシンボルである。日本には、1905年頃に渡来したらしい。
  2. 雌雄異株だが、日本にあるのは雄株ばかりらしい。園芸品種には、斑入り葉の「バリエガタ」や、黄金葉の「オーレア」、その他、葉が細長い品種などがある。
  3. 生長が早く、強い刈り込みにも耐えるので、自由に樹形が作れる。生垣にしたり、トピアリーにするのもよい。

注意点・病害虫

  1. やや砂質の、肥沃な土を好む。
  2. カイガラムシがよく付く。

収穫・利用

  1. 生葉はほとんど香らないが、乾燥させると香る。また、若い葉より、古く堅い葉のほうが香りが強い。
  2. カレーやシチューなどの煮込み料理に欠かせないので、身近に一本あると重宝する。ハーブバスや、防虫剤としても使う。

(※データ:大阪市基準)