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素人園芸解説 -私はこう育てる-

オオバコ

イメージ

原産地

日本・中国・カラフト・朝鮮半島

オオバコ科

高さ

5~20cm

花期

4~9月

形態

多年草

収穫期

4~5月

別名等

プランタゴ(属名)/プランテーン


(※各種の和名・異名はページの一番下にまとめた)

日照

西日を避けた戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性が強く、かなりの日陰でも耐える。

水やり

土の表面が乾けば与える。

【補足】外国産の種類は、雨に当てないほうがよい。

肥料

3月、5月、9月に、少量の固形肥料の置き肥、または二週間に一度の液肥(多肥にしない)。

植え替え

3月上旬~4月下旬か、9月下旬~11月中旬(春のほうがよい)。

【補足】2年に一度行う。

整姿

特に無し。

繁殖

【株分け】植え替えと同時期。

【タネまき】2~6月。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

とても強い。

解説

  1. 人や車に踏みつけられても平気なほど生命力が強いため、「車前草」の別名がある。
  2. 園芸品種がいくつかあり、斑入り葉の品種や、葉が縮緬状になった獅子葉の品種などを見かける。原種ニバリスのような、銀葉を持つ種類もある。
  3. 海岸に生える大型種のトウオオバコや、本州~九州の日本海側や北海道に自生するエゾオオバコは、食用にしない。
  4. この仲間は他に、ヨーロッパ原産のセイヨウオオバコやヘラオオバコ、インド~中国・朝鮮半島原産のムジナオオバコ、北アメリカ原産のツボミオオバコなどがある。いずれも雑草で、日本各地に帰化が見られる。

注意点・病害虫

  1. 多年草とはいえ寿命は短い。

収穫・利用

  1. 「プランテーン」の名で呼ばれ、古くから、漢方薬や民間薬として知られる。オオバコの若い葉は食用になる。

余談

  1. オオバコのタネは、水に濡れると粘着性を持つため、靴の裏などにくっ付いて、遠くまで運ばれる。人が行き交う場所によく生えるのは、そのため。

各種の和名・異名

  1. オオバコ/大葉子/シャゼンソウ/車前草/アリコ/オンバコ/ゲロッパ/カエルッパ(いずれもアジアティカ)
  2. ヤグラオオバコ(アジアティカ品種フォリオスコパ)
  3. アメリカオオバコ/ノゲオオバコ(いずれもアリスタタ)
  4. エゾオオバコ(カムチャティカ)
  5. ムジナオオバコ(デプレッサ)
  6. タチオオバコ/ツボミオオバコ(いずれもバージニカ)
  7. ハクサンオオバコ(ハクサネンシス)
  8. セイヨウオオバコ/西洋大葉子(マジョール)
  9. トウオオバコ(マジョール変種ジャポニカ)
  10. ヘラオオバコ(ランセオラタ)

(※データ:大阪市基準)