ローゼル
イメージ
原産地
西アフリカの熱帯・熱帯アジア
科
アオイ科
高さ
1.5~3m
花期
7~11月
形態
常緑低木または春まき一年草
収穫期
【葉】9~11月、【ガク】10~12月
別名等
ヒビスクス・サブダリファ(学名)/ロゼルソウ/ロゼリソウ/ローゼリソウ/レッドソレル/ジャマイカソレル/フロリダクランベリー
日照
5月上旬~10月下旬の生育期は、戸外の直射日光。
越冬中は、室内の日当たり。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。越冬中は、ごく控えめに。
肥料
5~10月に、固形肥料の置き肥、または10~14日に一度の液肥。
植え替え
4月下旬~9月上旬。
整姿
草丈20~30cmくらいになったら摘芯し、分枝を促す。草丈が高くなりすぎたら支柱を添える。
繁殖
【タネまき】3~4月(室内で加温しながらまく)。
【挿し木】5月上旬~8月下旬。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
最低10℃を保つ。
解説
- ハーブの世界において「ハイビスカス」といえば、この植物のことを指す。ハイビスカスティーでおなじみ。 高温期の生長速度はきわめて速い。
- 繊維植物のケナフに近縁で、雰囲気や花が似ている。(ただし、茎の色や葉の形が違う。)
- 同じ仲間に、赤銅色の葉と紅赤色の花を観賞する、シソアオイ(学名:ヒビスクス・アセトセラ)がある。ローゼルと株姿が似るが、別種である。なお、シソアオイも新芽や若葉を食用にできるらしい。
注意点・病害虫
- 本来は常緑の低木だが、熱帯性の植物で耐寒性が無いため、春まき一年草扱いされる。
- 短日植物のため、開花は秋以降がピークとなる。寒さで枯れる前に収穫を終える。
- 一年草扱いする場合、十分な生育期間を確保するため、3月頃に、室内で加温しながらタネをまく。気温の上がる5~6月にまけば育てやすいが、それだと、十分に生長する前に冬を迎えてしまう。この場合は暖かい室内で越冬させ、翌年に賭ける。
- 放任しているとほとんど分枝せず、2m以上に伸びて倒れるので、早めに摘芯しておく。
- 病虫害は少ないが、アブラムシやハダニが付くことがある。
収穫・利用
- 葉や花のほか、花後に肥大する多肉質のガクを食用にする。根も薬用に使われる。ハイビスカスティーは、乾燥させたガクで作る。その他、ローションにもできる。
- 茎からは繊維(ローゼル麻)がとれる。
(※データ:大阪市基準)