ソープワート
イメージ
原産地
ヨーロッパ~西アジア
科
ナデシコ科
高さ
30~40cm
花期
6~11月
形態
多年草
収穫期
【葉】4~10月、【根】9~11月
別名等
サポナリア・オフィシナリス(学名)/サボンソウ/シャボンソウ
ツルコザクラ/ミニソープワート(いずれもオキモイデス)
ダブルソープワート(オフィシナリス「ルブラ・プレナ」)
日照
戸外の直射日光下(酷暑期は西日を避ける)。
【補足】耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。
水やり
土の表面が乾けば与える。
肥料
4~6月と、9~10月に、少量の固形肥料を置き肥、または二週間に一度の液肥。
【補足】多肥にすると茂りすぎる。
植え替え
3月下旬~5月上旬か、9月下旬~11月上旬。
整姿
倒れやすいので支柱を立てるとよい。花が一段落したら、軽く刈り込んでおく。
繁殖
【挿し芽・根伏せ】5月上旬~6月下旬か、9月。
【株分け】植え替えと同時期。
【タネまき】3月下旬~6月上旬か、9月中旬~10月下旬。
耐暑性
強い。
耐寒性
強い(-25℃)。
解説
- 一般的に「ソープワート」と呼ばれるのは、オフィシナリスという種類。白~淡桃色の花には芳香がある。日当たりが悪いと、桃花種でも白花になる。
- 一重咲き種と八重咲き種がある。一重咲き種はこぼれダネでも殖えるが、八重咲き種はタネができないので、挿し芽や株分けで殖やす。
- 山野草として扱われる原種オキモイデスは、草丈が低く、細い茎がほふくし、たくさんの小花を咲かせる。花色は白~濃紅色まである。性質は丈夫だが、夏に蒸れやすいので注意。
注意点・病害虫
- 地植えすると、地下茎で勝手に広がるので、放任しない。
- たまにアブラムシが付く。
収穫・利用
- 全草に多量のサポニンを含み、茎葉や根を煮出した浸出液は、石鹸の代用として使われる。シャンプーとしても使える。なお、サポニンは毒性があるので、内服はできない。
- 切り花やポプリにも使える。
余談
- 「サポナリア」の名前で市販されている一年草のタネは、別属(バッカリア属)のドウカンソウである。ソープワートとは全く別の植物なので、混同しない。育て方は別ページ参照。
(※データ:大阪市基準)