いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ワイルドストロベリー

イメージ

原産地

アジア北部~ヨーロッパ北部

バラ科

高さ

15~30cm

花期

4~7月・9~10月

形態

多年草

収穫期

【実・葉】4~7月・9~11月、【根】11~12月

別名等

フラガリア・ベスカ(学名)/ポテンティラ・ベスカ(異名)/四季成りイチゴ/エゾヘビイチゴ/エゾノヘビイチゴ/蝦夷蛇苺/ヨーロッパクサイチゴ/ウッドストロベリー


アルペンストロベリー/アルパインストロベリー(いずれもベスカ変種センペルフロレンス)

日照

戸外の直射日光下(7月中旬~9月上旬は50%遮光したほうがよい)。

【補足】少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。

水やり

土の表面が乾けば与える。

肥料

4月上旬~7月上旬と、9月中旬~10月下旬に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥。

植え替え

3月中旬~4月上旬か、10月上旬~11月中旬(春のほうがよい)、株間20~30cm。

【補足】2~3年に一度行う。クラウン(葉柄の付け根の部分)が埋まらないよう、浅植えにする。

整姿

枯れた下葉はまめに取り除き、清潔を心がける。

繁殖

【ランナー採取】3~10月。

【株分け】植え替えと同時期。

【タネまき】4月上旬~6月上旬か、9月中旬~10月下旬(土はかけない)。

耐暑性

わりと強い。

耐寒性

とても強い(-30℃)。

解説

  1. 最近、人気が上昇している、原種のイチゴである。四季成り性があるが、主に、初夏に開花結実する。果実は小さいものの、食味は良い。
  2. ランナーがよく出る基本種と、まったく出ない変種がある。ランナーの出ない変種は、アルペンストロベリーなどと呼ばれ、株分けで殖やす。
  3. 斑入り葉の品種や、ライム色の葉を持つ品種もある。

注意点・病害虫

  1. 普通のイチゴと同様、古株ほど実の品質が悪くなるので、2~3年おきに、株分けやランナー採取を行い、株を更新する。
  2. タネからでも殖やせるが、実生株は、個体ごとに果実の味や品質にばらつきが出やすい。
  3. 中性~弱アルカリ性の土を好む。
  4. アリとナメクジが、大切な果実に穴をあけに来る。鉢植えは、なるべく地面から離して置く。

収穫・利用

  1. 葉をハーブティーにできるが、生乾きの状態では毒性があるらしい。完全に乾燥したものを使うようにする。ローションにも使える。根もハーブティーにできる。

(※データ:大阪市基準)