いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

アナガリス

イメージ

原産地

地中海沿岸・ポルトガル~スペイン・ヨーロッパ西部

サクラソウ科

高さ

10~30cm

花期

4~7月・9~10月(種類による)

形態

一年草

別名等

アナガリス・リニフォリア(学名)/アナガリス・モネリー(異名)/ピンパーネル/ブルーピンパーネル


アカバナルリハコベ/ベニバナルリハコベ/スカーレットピンパーネル(いずれもアルベンシス)
ルリハコベ/ブルーピンパーネル/シェパーズクロック/プアマンズウェザーグラス(いずれもアルベンシス変種セルレア)
ボッグピンパーネル(テネラ)

日照

戸外の直射日光下。(7月上旬~9月上旬は50%遮光する。越冬中は霜除けする。)

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

4~6月と、9~10月に、少量の固形肥料の置き肥、または、二週間に一度の液肥(多肥は危険)。

植え付け

3月上旬~4月中旬か、10月上旬~11月中旬。

整姿

7月上旬頃、全体を1/2ほどに刈り込み、夏越しに備える。

繁殖

【タネまき】3月下旬~4月中旬か、9月中旬~10月下旬(秋のほうがよい)。

【株分け】植え替えと同時期(あまり一般的でない)。

【挿し芽】5~6月か、9月中旬~10月中旬(初夏のほうがよい)。

耐暑性

弱い。

耐寒性

強いが、極寒地では室内へ。

解説

  1. 春~初夏にかけて、鮮やかな青紫色の花を株一面に咲かせる、美しい植物。花の大きいモネリー(リニフォリア)と、ルリハコベの二種類が一般的。花色は他に、赤橙色と桃色がある。
  2. 細い茎がよく分枝し、ややほふく気味に伸びる。こんもり茂るので、吊り鉢仕立てにも。

注意点・病害虫

  1. 水はけの良い土に植え、よく日光に当て、多肥にしないのがコツ。
  2. 本来は短命な多年草らしいが、一年草扱いが妥当。高温多湿に弱く、暖地での夏越しは難しい。なお、夏越しに成功した株は、茎が木質化し、秋にも開花する。多年草扱いする場合も、数年ごとにタネをまいて、株を更新したほうがよい。
  3. やや砂質の、やせた土を好む。

(※データ:大阪市基準)