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素人園芸解説 -私はこう育てる-

デージー

イメージ

原産地

地中海沿岸・ヨーロッパ西部~南部・西アジア

キク科

高さ

5~15cm

花期

11~6月

形態

秋まき一年草または多年草

別名等

ベリス・ペレニス(学名)/ヒナギク/雛菊/エンメイギク/延命菊/チョウジュギク/長寿菊/チョウメイギク/長命菊/コモンデージー


ローンデージー/イングリッシュデージー(原種ペレニスだけを指す名前)

日照

9月下旬~6月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。

【補足】少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。

肥料

秋の元肥の他、2~5月に、10~14日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。

【補足】比較的肥料を好むが、多肥にすると徒長する。

植え付け

3月上旬~4月上旬か、10月上旬~11月中旬(秋のほうがよい)。

整姿

枯れた下葉や花がらは、まめに摘み取る。

繁殖

【タネまき】8月下旬~11月上旬。(好光性のため覆土は薄く。耐暑性が無いので、暖地では涼しくなってからまく。)

耐暑性

弱い。

耐寒性

強いが、寒地では防寒する。

解説

  1. パンジーなどと並び、春花壇の定番である。花色は白、桃、赤など。花型は、八重咲きやポンポン咲きなどがある。
  2. 最近は、マーガレットによく似た一重の白花を咲かせる原種のペレニス(イングリッシュデージー)も見かける。花を恋占いに使うらしい。「ローンデージー」とも呼ばれる。
  3. 花径が2~3cmほどの小輪種が一般的だが、径8cmにもなる巨大輪種もある。巨大輪種は、花数が少ない。

注意点・病害虫

  1. 本来は短命な多年草だが、暖地での夏越しは難しいほうである。若い苗なら比較的成功率が高く、無事に夏越しすると、秋早くから咲き始める。
  2. 酸性土を嫌うので、石灰を施してから植え付ける。連作は避ける。
  3. タネの寿命が短いので、古いタネは用いない。
  4. こぼれダネでも殖える。
  5. アブラムシがよく付く。

余談

  1. 日本の植物ではないが、「延命菊」「長寿菊」「長命菊」という、何ともめでたい和名を持つ。きわめて花期が長いところからきているらしい。

(※データ:大阪市基準)