いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ブプレウルム

イメージ

原産地

日本~サハリン・朝鮮半島・シベリア・ヨーロッパ・アフリカ

セリ科

高さ

5~150cm(種類による)

花期

5~8月(種類による)

形態

一年草または多年草

別名等

ブプレウルム・ロツンデイフォリウム(学名)/ツキヌキサイコ/突抜柴胡/ポプラリアン/ブプレリューム


(※その他の種類の和名・異名はページの一番下にまとめた)

日照

9月下旬~7月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。

肥料

秋の元肥の他、2~5月に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥。

植え付け

2月下旬~4月中旬か、9月下旬~11月上旬(秋のほうがよい)。

【補足】移植を嫌うので、根を切らない。

整姿

草丈が高いので、支柱を立てる。

繁殖

【タネまき】3月か、9月下旬~10月下旬(秋のほうがよい)。

【株分け】3月(多年草種のみ可能だが、あまり一般的でない)。

耐暑性

弱い。

耐寒性

とても強いが、防寒する。

解説

  1. 単に「ブプレウルム」というと、ヨーロッパ原産で一年草の、ロツンディフォリウムという種類を指す。草丈は60cm前後で、よく分枝する。
  2. ロツンディフォリウムは、茎が葉を貫いているように見えて面白い。花は黄色で小さく、緑色の苞の中にかたまって咲く。
  3. ミシマサイコやレブンサイコも、同属の植物である。ミシマサイコは本州~九州に自生し、薬用植物として知られる。緑色の苞は、あまり目立たない。レブンサイコは矮性で、草丈が20cmにもならない。北海道以北が自生地なので寒地向き。いずれも多年草。

余談

  1. 地味な印象だが、花束やアレンジメントの脇役としてよく使われる。水あげ・花もち、ともに良い。

各種の和名・異名

  1. トリラディアツム(異名)/レブンサイコ/礼文柴胡(いずれもアヤネンセ)
  2. ファルカツム(異名)/ミシマサイコ/三島柴胡(いずれもステノフィルム)
  3. ホタルサイコ/蛍柴胡(ロンギラディアツム変種エラティウス)
  4. オオハクサンサイコ/大白山柴胡(ロンギラディアツム変種プセウド-ニッポニクム)

(※データ:大阪市基準)