いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ラークスパー

イメージ

原産地

ヨーロッパ南部・中央アジア

キンポウゲ科

高さ

30~150cm(種類による)

花期

5~7月

形態

一年草

別名等

コンソリダ・アジャシス(学名)/コンソリダ・アンビグア/デルフィニウム・アジャシス/デルフィニウム・コンソリダ(いずれも異名)/チドリソウ/千鳥草/ヒエンソウ/飛燕草/ロケットラークスパー/フォーキングラークスパー


ルリヒエンソウ/瑠璃飛燕草(コンソリダ・レガリス)

日照

10月上旬~7月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

秋の元肥の他、2月と、5月に、固形肥料の置き肥、または10~14日に一度の液肥。

【補足】窒素(N)は控えめに。

植え付け

2月下旬~3月中旬か、10月上旬~11月中旬(秋のほうがよい)。

【補足】直根性で移植を嫌うので、根鉢を崩さない。

整姿

草丈が高いので、支柱を立てないと倒れる。

繁殖

【タネまき】2月上旬~3月中旬か、10月中旬~11月中旬。
(秋のほうがよい。嫌光性のため、必ず覆土する。発芽適温が15℃前後と低いので早まきしない。早まきしたければタネを湿らせて密閉し、冷蔵庫に一週間ほど入れる「冷蔵処理」をしてからまく。)

耐暑性

とても弱い。

耐寒性

わりと強い。

解説

  1. 「千鳥草」の和名で知られる。デルフィニウムの近縁種で、以前は同じ属(デルフィニウム属)に分類されていた。現在はコンソリダ属に属する。一株でも美しいが、群植するとさらに見事。
  2. 姿も性質も、デルフィニウムによく似るが、こちらは秋まき一年草である。ただ、寒地では春まきしたほうがよいらしい。
  3. 花色は、青や青紫が多いが、赤、桃、白などもある。花型は、一重咲きと八重咲きがある。
  4. 葉には、コスモスのような細かい切れ込みが入る。品種が多く、切り花向きの高性種から、鉢植え向きの矮性種までいろいろある。

注意点・病害虫

  1. タネの寿命が短いので、購入する際は、採種年月の新しいものを選ぶ。
  2. やや砂質の土を好む。酸性土を嫌うため、必ず石灰を施してから植え付ける。連作も嫌う。
  3. アブラムシやヨトウムシが付きやすい。
  4. 有毒植物である。タネも有毒で、殺虫剤の原料になるらしい。

余談

  1. 花からは染料がとれる。
  2. 切り花に最適。

(※データ:大阪市基準)