いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

エノコログサ

イメージ

原産地

世界の温帯

イネ科

高さ

20~80cm

花期

8~11月

形態

春まき一年草

別名等

セタリア・ビリディス(学名)/犬子草/狗尾草/狗ころ草/ネコジャラシ/フォックステールグラス


キンエノコロ(グラウカ)
ハマエノコロ(ビリディス変種パキスタキス)
ムラサキエノコロ(ビリディス品種ミセラ)
アキノエノコログサ(ファベリ)

日照

4月下旬~11月下旬の生育期は、戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

元肥のみ(もともと雑草なので、多肥にする必要はない)。

【補足】無肥料で育てると、草丈を低く抑えられる。

植え付け

3月下旬~8月上旬。

整姿

特に無し。

繁殖

【タネまき】3月中旬~7月上旬。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

弱い。

解説

  1. いわゆる「猫じゃらし」である。日本全国に自生する、雑草の代表格。しかし風情があり、寄せ植え材料や、草もの盆栽として使われる。
  2. 同じ仲間に、都市部に多い大型種のアキノエノコログサ、花穂が金色で美しいキンエノコロ、花穂が紫色を帯びるムラサキエノコログサ、株元でよく分枝して短い茎がほふくするハマエノコロ、などがある。
  3. エノコログサとアキノエノコログサはよく似ているが、後者は草丈が高く、1m近くにもなり、花穂の先端が枝垂れるので区別できる。

注意点・病害虫

  1. こぼれダネが凄い。雑草化に注意。

余談

  1. 花穂の面白さから、切り花やドライフラワーなどに利用される。

(※データ:大阪市基準)