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素人園芸解説 -私はこう育てる-

ハナビシソウ

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原産地

アメリカのカリフォルニア州~メキシコ

ケシ科

高さ

10~60cm(種類による)

花期

4~9月

形態

一年草または多年草

別名等

エッショルツィア(属名)/エスコルツィア/エスコルチア/エスコルチャ


ヒメハナビシソウ/姫花菱草(カエスピトサ)
ハナビシソウ/花菱草/カリフォルニアポピー/ゴールデンポピー/カリフォルニアサンライト/カップ・オブ・ゴールド(いずれもカリフォルニカ)

日照

戸外の直射日光下(7月中旬~9月上旬は50%遮光したほうがよい)。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

3月、5月、9月に、小量の固形肥料を置き肥(多肥を嫌う)。

【補足】窒素(N)は控えめに。地植えなら、秋の元肥のみで足りる。

植え付け

3月上旬~5月上旬か、10月上旬~11月中旬(秋のほうがよい)。

【補足】直根性で移植を嫌うので、根鉢を崩さない。

整姿

特に無し。

繁殖

【タネまき】3月中旬~4月中旬か、9月中旬~11月上旬。(秋のほうがよい。嫌光性のため、必ず覆土する。)

耐暑性

やや弱い。

耐寒性

強い。

解説

  1. 普通のハナビシソウと、草丈の低いヒメハナビシソウがあり、後者の矮性品種「ミニチュアサンデュ」も見かける。
  2. 花色は、朱赤、橙、黄、クリーム色がある。八重咲き種もある。
  3. 花は日光が当たると開き、天気の悪い日や夜間は閉じる。茎葉は、やや青緑色を帯びている。

注意点・病害虫

  1. 多年草だが、そもそも短命なうえ、やや暑さに弱いため、一年草扱いされることが多い。とはいえ、暖地でも夏越しは不可能ではない。
  2. 酸性土を嫌うので、土に石灰を施してから植え付ける。しかし、慣れると酸性土でも育つようである。
  3. こぼれダネでも殖える。
  4. ケシ科なので、いちおう有毒植物として扱ったほうが無難。

余談

  1. ハナビシソウはカリフォルニア州の州花である。

(※データ:大阪市基準)