いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ハゲイトウ

イメージ

原産地

熱帯アジア

ヒユ科

高さ

80~200cm

花期

【観賞期】7~11月

形態

春まき一年草

別名等

アマランサス・トリコロール(学名)/葉鶏頭/ガンライコウ/雁来紅/タンパラ

日照

5月上旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。

【補足】日光が強いほど葉色が冴える。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。

肥料

5月上旬~8月上旬に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥。

【補足】窒素(N)は控えめに。多肥にすると発色が遅れ、色もぼけやすい。地植えなら、元肥のみでも差し支えない。

植え付け

5月上旬~6月下旬。

【補足】直根性で移植を嫌うので、根鉢を崩さない。根が傷むと生長が止まり、小さいまま色付いて枯れてしまう。

整姿

草丈が高いので、支柱を立てたほうがよい。

繁殖

【タネまき】5月上旬~8月上旬。(嫌光性のため、必ず覆土する。発芽適温が25℃前後と高いので、早まきしない。早生品種を遅まきすると、晩秋まで楽しめる。)

耐暑性

とても強い。

耐寒性

とても弱い。

解説

  1. ケイトウの近縁種だが、花ではなく、ビビッドな葉色を楽しむ植物である。「雁来紅」という別名通り、渡り鳥の雁が訪れる秋に、最も葉色が冴える。きわめて暑さに強く、夏の西日が当たっても大丈夫。
  2. 最近の早生品種は、夏から色付き始めるようである。大型の草なので、花壇のアクセントになる。花は、葉の腋に咲くが、とても小さく地味である。
  3. 主な品種は、銅色葉で、頂部が赤く色付く「アーリースプレンダー」や、緑色の葉に銅色の模様が入り、頂部がサーモンピンクと橙色に色付く「イルミネーション」、やはり緑色葉に銅色模様が入り、頂部が黄色と秋に色付く「トリカラーパーフェクタ」など。

注意点・病害虫

  1. 比較的タネの寿命が長く、古いタネでも発芽する。
  2. 連作を嫌う。
  3. 病虫害はほとんどないが、たまに、バッタやヨトウムシに葉をかじられる。

(※データ:大阪市基準)