ホウセンカ
イメージ
原産地
インド・中国南部・マレー半島
科
ツリフネソウ科
高さ
20~70cm
花期
6~9月
形態
春まき一年草
別名等
インパチエンス・バルサミナ(学名)/鳳仙花/ツマベニ/ツマクレナイ/爪紅/ホネヌキ/タッチミーノット/ローズバルサム/ガーデンバルサム/ガーデンジュエルウィード
日照
4月中旬~11月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。
【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。
【補足】雨に当てないほうがよい。
肥料
春の元肥の他、6~8月に、固形肥料の置き肥(雑草に近いので、多肥にする必要はない)。
植え付け
4月下旬~6月上旬。
【補足】直根性で移植を好まないので、根を切らない。
整姿
特に無し。
繁殖
【タネまき】4月中旬~6月上旬。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
とても弱い。
解説
- 日本に自生するツリフネソウの仲間である。雑草のような印象があるが、よく見ると、とても美しい花である。花色は豊富。豪華な八重咲き(「椿咲き」「カメリア咲き」ともいう)の品種が一般的。
- よく知られているように、熟した果実を触ると、はじけてタネを飛ばす。そのため、しばしば雑草化する。
注意点・病害虫
- タネの寿命が約5年と長いため、古いタネをまいても結構発芽する。数年前のこぼれダネが、忘れた頃に発芽することもある。
- うどんこ病にかかりやすい。常に日当たりと風通しに気を配り、発生したら殺菌剤を散布する。
- 害虫は、ネコブセンチュウがよく付く。あまりに被害を受けやすいため、土がネコブに汚染されているかを調べるために、ホウセンカが利用されるという。なお、直前にホウセンカを植えていた花壇や畑は、ネコブセンチュウの数が増えているため、次に植える植物の種類に注意する。マリーゴールドを植えれば、数を抑制できる。
余談
- 花の汁で爪を染めることができるため、別名を「爪紅」という。
- 食用にはならない。
(※データ:大阪市基準)