いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

コバンソウ

イメージ

原産地

地中海沿岸

イネ科

高さ

20~40cm

花期

5~9月

形態

一年草

別名等

ブリザ・マキシマ(学名)/小判草/タワラムギ/俵麦/ビッグクエイキンググラス/グレートクエイキンググラス


ヒメコバンソウ/姫小判草/スズガヤ(いずれもミノール)

日照

9月下旬~7月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性があるので、多少は日陰でもよい。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

秋の元肥のみ(ほとんど雑草なので、多肥にしない)。

【補足】葉色が冴えなければ、3月頃、控えめに追肥する。窒素(N)は控える。

植え付け

3月上旬~4月上旬か、10月上旬~11月中旬(秋のほうがよい)。

整姿

特に無し。

繁殖

【タネまき】3月か、9月中旬~10月下旬(秋のほうがよい)。

耐暑性

弱い。

耐寒性

わりと強い。

解説

  1. イネ科の植物だけに、草姿は雑草を思わせる。日本各地に帰化しているらしい。
  2. 「小判草」という名前は、穂の形を小判に見立てたもの。小判というよりは、草鞋っぽい。虫のように見えなくもない。
  3. 穂がとても小さいヒメコバンソウ(スズガヤ)も、育て方は同じ。

注意点・病害虫

  1. やや砂質の土を好むが、あまり土質を選ばない。やせ地でもよく育つ。
  2. 一度栽培すると、翌年から、こぼれダネで勝手に生えてくる

余談

  1. 花が咲いたら、結実する前に刈り取り、ドライフラワーにするとよい。
  2. コバンソウに似た小さな花穂を付けるワイルドオーツは、別名「宿根コバンソウ」「ニセコバンソウ」ともいわれるが、別属の植物である。ちなみに「オーツ麦(エンバク)」とも無関係。こちらは多年草で、冬に地上部が枯れても、春になると芽吹く。

(※データ:大阪市基準)