いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ルナリア

イメージ

原産地

ヨーロッパ

アブラナ科

高さ

70~120cm

花期

4~7月

形態

春まき二年草

別名等

ルナリア・アンヌア(学名)/ルナリア・ビエニス(異名)/ゴウダソウ/合田草/ギンセンソウ/銀扇草/銀貨草/マネープラント/コインフラワー

日照

西日を避けた戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

【補足】雨に当てないほうがよい。

肥料

秋の元肥の他、4月に、少量の固形肥料を置き肥(多肥にしない)。

植え付け

5~6月か、9月中旬~10月下旬。

【補足】移植を嫌うので、根鉢を崩さない。高温期の移植は避ける。

整姿

枯れた下葉はまめに取る。

繁殖

【タネまき】4月中旬~6月下旬か、8月。(春のほうがよい。夏まきは、遅れると翌春開花しないことがある。)

耐暑性

やや弱い。

耐寒性

強い。

【補足】高温にあわせない。

解説

  1. 春に、白~淡紅色の花を咲かせ、その後、ほぼ円形の平べったいサヤを付ける。サヤの外皮を取り除くと、白い膜が現れる。
  2. 外国には斑入りの品種があるらしいが、日本で栽培されているかは不明。

注意点・病害虫

  1. 二年草なので、ある程度生長した状態で冬の寒さにあわないと、春になっても開花しない。晩春~初夏にタネをまき、翌春に咲かせるのが普通だが、暑さに弱く、夏越しが少々難しい。耐寒性は強いので、寒地向きの植物といえる。
  2. 地下の根が肥大して多肉質になっており、乾燥に強い。
  3. やせ地を好むため、肥料は少なめとする。
  4. アブラナ科植物なので、アブラムシ、コナガ、ヨトウムシなどがよく付く。夏越し中に被害にあうと、そのまま枯れることもある。アブラナ科植物はスミチオンに弱いので、薬剤を使う場合は、それ以外の殺虫剤を使う。

余談

  1. 面白い形のサヤは、ドライフラワーに適する。茶色っぽく熟してきたら刈り取り、よく乾燥させる。
  2. 「合田草」の名は、明治時代に、フランスからこの植物のタネを持ち込んだ合田清氏にちなむ。

(※データ:大阪市基準)