いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ムラサキハナナ

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原産地

中国

アブラナ科

高さ

40~100cm

花期

2~6月

形態

秋まき一年草

別名等

オリコフラグムス・ビオラセウス(学名)/紫花菜/紫金草/ショカツサイ/諸葛菜/諸葛采/ハナダイコン/オオアラセイトウ/ムラサキダイコン

日照

9月下旬~6月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性があり、多少の日光不足なら耐える。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。

肥料

秋の元肥のみ(多肥にする必要はない)。

【補足】葉色が冴えない場合は、2~3月頃に小量の追肥をする。

植え付け

3月上旬~4月上旬か、10月上旬~11月中旬(秋のほうがよい)。

【補足】移植を嫌うため、根鉢を崩さない。

整姿

特に無し。

繁殖

【タネまき】9月中旬~10月下旬(寒地のみ春まきできるが、開花は翌春になる)。

耐暑性

弱い。

耐寒性

強いが、寒地では防寒しないと傷む。

【補足】高温にあわせない。

解説

  1. ダイコンに似た淡紅紫色の花を株一面に咲かせる。花には芳香がある。とても丈夫で栽培容易。

注意点・病害虫

  1. 寒さにあわないと花芽ができないので、過保護にしない。また、春まきすると、次の年の春まで花が咲かないので注意。
  2. こぼれダネでよく殖えるため、至る所に雑草化している。
  3. アブラナ科植物なので、害虫が付きやすいが、スミチオン系の殺虫剤は薬害が出るので使用しない。

余談

  1. 中国では、花や葉を食用にし、タネから油を採るらしい。
  2. 別名の「諸葛菜」は、三国志で有名な諸葛孔明にちなむ。この植物を利用するため、遠征先で栽培させていたという。
  3. 名前が紛らわしい「ムラサキナズナ」は、ムラサキハナナとは全く別種の植物である。「オーブリエタ」「オーブリエチア」ともいう。ヨーロッパ東部~トルコ原産。草丈が低く、淡紫色の花をたくさん咲かせる。こちらは多年草だが、耐暑性が弱く、一年草扱いされる。

(※データ:大阪市基準)