いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ミムラス

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原産地

南北アメリカ・アラスカ・アジア

ハエドクソウ科(またはゴマノハグサ科)

高さ

10~100cm(種類による)

花期

3~7月(夏越しすれば秋にも咲く)

形態

一年草または多年草

別名等

ミムルス・ヒブリドゥス(学名)/モンキーフラワー/モンキームスク


(※その他の種類の和名・異名はページの一番下にまとめた)

日照

10月上旬~7月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(越冬中は霜除けする)。

【補足】耐陰性があり、少しの日陰なら耐える。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(湿地を好むため、水切れは厳禁)。

肥料

秋の元肥の他、3~4月に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥。

【補足】開花中は施肥をしない。

植え付け

3月上旬~4月上旬か、10月上旬~11月中旬(秋のほうがよい)。

整姿

伸びすぎたら、腋芽のすぐ上で切り戻す。

繁殖

【タネまき】3月中旬~4月上旬か、9月下旬~10月下旬。(土はかけない。暑さに弱い植物なので、極寒地以外では秋まきのほうがよい。)

耐暑性

とても弱い。

耐寒性

強い(-15℃)が、極寒地では防寒する。

解説

  1. ミムラスの仲間は多いが、園芸的に栽培されるのは、北アメリカ原産の種類から作られた交配種群(学名:ミムルス・ヒブリドゥス)である。強い直射日光や乾燥を嫌う。(一部、乾燥を好む原種があるようだが、そのような種類は、日本では一般的になっていない。)
  2. 草丈が低く、這うように伸びるので、吊り鉢に向く。花色は白~桃、赤、黄、橙などがあり、花の中心に斑模様が入ることが多い。
  3. アメリカのオレゴン州~カリフォルニア州原産のオーランティアクスは、高さ1mほどになる常緑低木で、花は四季咲きである。比較的耐暑性がある反面、耐寒性が弱く、寒地では室内が無難。花色は、白や黄、橙、赤など。一年草扱いのミムラスとは草姿も性質も異なっており、別属の植物とする向きもある。

注意点・病害虫

  1. 本来は多年草だが、高山性の植物で、暑さにとても弱いため、一年草扱いする。反面、耐寒性は強く、-15℃くらいまで耐える。

各種の和名・異名

  1. グルティノスス/ディプラクス・グルティノスス(いずれも異名)/ブッシュモンキーフラワー(いずれもオーランティアクス)
  2. ラングスドルフィー(グッタツスの異名)
  3. オオバミゾホオズキ/大葉溝酸漿/大葉溝鬼灯(セッシリフォリウス)
  4. ミゾホオズキ/溝酸漿/溝鬼灯(ネパレンシス変種ジャポニカ)
  5. ムスク(モスカツス)
  6. ニシキミゾホオズキ/イエロームスク/ゴールデンモンキーフラワー(いずれもルテウス)

(※データ:大阪市基準)