いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ムギ(観賞用種)

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原産地

アジア・ヨーロッパ

イネ科

高さ

50~60cm

花期

1~6月

形態

秋まき一年草

別名等

ホルデウム・ブルガレ変種ヌドゥム(学名)/オオムギ/ダイバク/大麦/ハダカムギ/裸麦/アオムギ/ハナムギ/ネーキッドバーレイ

日照

9月下旬~6月下旬の生育期は、戸外の直射日光下。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

秋の元肥のみ(多肥にすると徒長する)。

【補足】窒素(N)は控えめに。

植え付け

10月上旬~11月下旬。

【補足】移植を嫌うので、根鉢を崩さない。あまり密植しないよう注意。

整姿

特に無し。

繁殖

【タネまき】9月下旬~11月上旬。

耐暑性

弱い。

耐寒性

強いが、防寒しないと傷む。

解説

  1. イネ科の植物は、個性的な草姿が好まれ、近年は、観賞用や切り花用に栽培されるようになっている。ここで取り上げた観賞用のムギは、オオムギの選抜品種である。葉に白い斑が入る「笹の雪」という品種もある。
  2. 株元からよく分けつするので、たった一株でも、かなりの大きさに育つ。
  3. 食用のオオムギは、タネのまき時が違っており、秋または早春である。冷涼・乾燥した気候を好み、太平洋側の暖地では、冬によく育つ。栽培自体は容易。ビールや麦茶の原料としてなじみ深い。

注意点・病害虫

  1. 酸性土では生育が悪いので、植え付け前に、土に石灰を散布しておく。なお、食用のムギ類には、酸性土に強い耐性品種もあるらしい。

余談

  1. 切り花はもちろん、ドライフラワーにも適する。

(※データ:大阪市基準)